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非常に適当な本と映画のページ

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2006.11.29
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カテゴリ:邦書

 練馬署の加賀刑事が登場する本格ミステリ。


粗筋

 愛知県警の職員康正は、東京に住んでいる妹園子から電話を受けた。その様子がおかしいと感じた康正は、妹のアパートを訪ねたところ、妹の遺体を発見した。一見自殺のようだが、電話の内容などからするとどうも他殺のようだ。康正は地元警察に通報するものの、証拠品を持ち出し、自分で捜査することにした。
 地元警察は、康正の思惑通り、事件を自殺で片付けようとするが、加賀刑事だけは他殺の可能性を含めた捜査を続ける。
 康正は、二人の容疑者を割り出した。妹の元恋人と、妹の親友である。妹は、恋人をその親友に紹介した。それをきっかけに二人は付き合うことになり、妹は捨てられてしまったのである。
 このことでトラブルになり、殺人に至ったのでは、と康正は推測するが、いずれも怪しく、決め手がない。
 元恋人にはアリバイがあったが、それは偽造されたもので、犯行時刻には実は妹のアパートにいたことが判明する。親友も、ほぼ同じ時間に妹のアパートにいた。
 康正の捜査はまた行き詰まる。その時点で、妹が二人を強請ろうとしていたのが発覚する。親友はアダルトビデオに出演していた経験があったのだ。
 しかし、今度は二人とも妹は自殺したと言い始める……。


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解説

 容疑者は二人。犯人は一人。
 どちらかが犯人なのだが、容疑が濃くなったり薄くなったりと決め手がない。最後になっても主人公には犯人が明かされるものの読者に明らかにされず、「読者が自分で推理して犯人を決めてください」となっている。
 トリックや犯人当てより推理の過程を楽しむというミステリ。面白い試みと言えば面白いが、読者に犯人が明かされないのはどうかと思ってしまう。個人的には親友の方なのでは、と思っているが。過去を暴かれそうになった、という動機があるから。
 作者が前書きでも述べているように推理の過程を最重視しているので、登場人物は少なく、事件も地味。その為小説そのものまで地味になってしまっている。
 この内容で250ページ、原稿用紙換算で500枚にまで延ばせるとは凄い。
 作中にはデジタルカメラが登場している。「最近はデジタルビデオカメラというのも出てきている」といった内容のセリフは、時代を感じさせた。



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Last updated  2006.11.29 14:26:45
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