本を読み酒を飲む諸々の日々

2007/11/01(木)06:32

ひとの好み

酒の本(19)

村上春樹・安西水丸著 『村上朝日堂の逆襲』、新潮文庫。 文・村上春樹とイラスト・安西水丸のコンビが贈るコラム集。 村上春樹氏というと、なんかシュールな小説を書く人という印象がある。 一方、村上朝日堂のシリーズは、結構お笑いもある気楽な読みのもの。 ・・二日酔いというのもよくわからない苦しみのひとつである。・・ 今でもそうなのであろうか。 全くウラヤマシイの一言。 常習的に飲み、かつ酔っぱらったりするというのに、二日酔いの経験が無いとは(!) ・・酒のことに話を戻すと、僕は今では日本酒というものをほとんど飲まないが、これは学生時代に日本酒で悪酔いをつづけていた後遺症である。その責任は百パーセント僕の側にあって、日本酒側にはない。もし、日本酒を飲まないことで裁判にかけられたとしたら僕は一切の自己弁護を放棄してその罪に服する所存である。・・ 今でもそうなのであろうか。 飲まず嫌い? よほど過剰に飲まなければ悪酔いも無いだろう、と思うのである。 それが証拠に、著者お二方による巻末の対談では、 ・・対談は清酒「銀嶺立山」を傾けつつ・・ 行われたことが書いてある。富山の酒である。 もっと未来志向で行こうじゃないか。 まあ、ひとの好みをとやかく言える立場じゃないが。

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