そぞろある記

2004/11/25(木)22:04

スワロフスキー

出来事(42)

知り合いにスワロフスキーの大ファンがいる。専用のケースを備え、コレクションを飾っているそうだ。彼女にプレゼントを買ったことがあるが、デパートでは包装紙がそのデパートの物になってしまうから買わないと聞いていたので、わざわざランドマークプラザの直営店に行かざるを得なかった。 彼女はビーズで家内や子供の携帯ストラップを作ってプレゼントしてくれている。 私の友人にスワロフスキーに勤めている男性がいるが、彼女がスワロフスキーの事をいろいろ聞きたいからと言うので、彼に会わせたことがあった。 引田天功の飾りや、叶姉妹の携帯ストラップで人気が出たと思っていたが、スワロフスキーに勤める友人によれば、雅子様のブローチから人気が出たんだそうだ。 その友人が男性なのにスワロフスキーの携帯ストラップを持っていた。ブラックダイアモンドというビーズをただ連ねているだけのシンプルな物だ。スワロフスキーなど男性には縁のない物だと思っていたのが、彼のストラップを見たとたん、私もほしくなってしまった。 彼に言うと、同じようなのをもう一本持っているからと無期限で貸してくれた。持ち始めると何となく人に見せたいのである。女性がイヤリングだのブレスレッドだの指輪だの飾る気持ちが分かったような気がした。 胸のポケットに携帯を入れストラップだけ外に出してみたが、家内がみっともないから辞めろとうるさい。仕方がないのでジャケットのポケットから外に出したり、ズボンのポケットから出してみたりもしたが、すぐ中に入ってしまい上手くいかない。結局セカンドバックの中に携帯を入れ、ストラップだけを出すことで落ち着いた。 それでも光り物を見えるように持ち歩くのは、なれないせいか何となく照れくさいので、ついつい言い訳してしまう。 「こんな物持たなくても、じきに頭が光り物なんだけどね」 「そんなことないですよ~」 という答えを期待してのことなのに、戸惑ったように視線をそらし、困ったような周りの反応に『桐一葉落ちて天下の秋を知る』という言葉が頭に浮んだっけ。

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