カテゴリ:映画
ナチス占領下のフランスで、映画人が3年3ヶ月の情熱を注ぎ込んで製作した歴史的名作。
舞台は19世紀のパリ。パントマイム役者の男(この人のパントマイムが天才的!)、魅力的な女芸人(見世物小屋のヌーディスト)、彼を愛する娘らが織り成す人間模様を感動的に描き上げた傑作だ。 あまりにも映画的な映画で、映画の全てがここにある。 この映画『天井桟敷の人々』を観始めたら5分で、世の中の有象無象を忘れさせてくれる。 日本で戦時下にこんな映画を作っていたら、即刻、「非国民」ということで逮捕だろうが、そういう状況でもこんな傑作を作ってしまうのが、僕ら人類だと思うと、ちょっとほっとする。 僕らもきっと、『天井桟敷の人々』なんだ。 ●天井桟敷の人々 / アルレッティ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 30, 2006 06:31:01 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|