テーマ:今日聴いた音楽(75596)
カテゴリ:音楽
映画音楽の大御所ルグランがサティの作品を演奏した興味津々のアルバム。
ルグラン自身この録音は最高に楽しんだというが,各曲を手の内に収め,すっかり自分のものにした自由自在な演奏だ。 ●ミシェル・ルグラン(Michel Legrand、1932年2月24日 -)はフランス、パリ生まれの作曲家。 パリ国立高等音楽院にて作曲をナディア・ブーランジェに師事。 ジャック・ドゥミ監督と共に手掛けた『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』をはじめ、アカデミー歌曲賞を受賞した『華麗なる賭け』(主題歌「風のささやき」)、『おもいでの夏』、『ジャッカルの日』、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』など数々の映画音楽を創作した。 その数はテレビも含めると200以上に上る。 マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ジャック・ジョーンズ、ジョニー・マティス、レナ・ホーンら大物ミュージシャンとの共演作品も数多い。 ●『ジムノペディ』 (Gymnopédies) はエリック・サティが1888年に作曲したピアノ曲。 3/4拍子のゆったりとしたテンポ、一切の装飾を排した簡素な曲調、長調とも短調ともつかない独特の愁いを帯びた旋律が特徴として挙げられる。 サティの代表的作品。 『ジムノペディ』とは、「ジムノペディア」という古代ギリシアのアポロンやバッカスなどの神々を、全裸で踊りたたえる祭典に由来している。そういう激しいお祭りの名前を冠した曲がこんなに静かなのは、実はこの曲はジムノペディのお祭りを描いた古代の壺を見て、サティが曲想を得たことによる。 エリック・サティの曲には変わった名前の曲が多い。 『梨の形をした3つの小品』とか『スポーツと気晴らし』『家具の音楽』・・・・・・など等。 けだるい夏を感じるには、この『ジムノペディ』が一番だ。 何も考えない、何も理解しない。 だから、いろんなところでBGMとし利用されている。 物憂げで、何かを聴く人の心に残して流れ去っていく音楽をあなたもどうぞ。 ●ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集 / ルグラン ●楽天のクラシック音楽 ■おすすめクラシック音楽、クラシック入門 ■誰でも好きになるクラシック音楽入門 ■今から好きになるジャズ入門 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 28, 2007 08:07:55 AM
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