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2002年(第4回)大藪春彦賞
この小さな幸せは、誰にも壊させない 2002年版「このミステリーがすごい!」第2位 文春 2001 傑作ミステリーベスト10で6位。 及川恭子、34歳。 サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。 スーパーのパート歴1年。 平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。 恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。 日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。 「最悪」と並ぶ、作者の代表作。 本作品には三人の主要人物が登場する。 妻を交通事故でなくしたトラウマから立ち直れないでいる警部補 九野 家族4人で平凡に暮らす主婦 恭子 将来に目標もなく、ワルにもなりきれない高校生 祐輔 一見関係ない彼らの人生が、小都市で起こった放火事件をきっかけに、交錯していくという、クライムノベル。 些細な事件を、一級のサスペンスに仕上げ、一気に読ませる筆力はすばらしいの一語に尽きる。 是非おすすめの一冊である。 ▼楽天 ●邪魔(上) ★おすすめのミステリー小説、ミステリー本、SF、ファンタジー、サスペンスを紹介するサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 10, 2009 06:00:35 PM
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