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おすすめミステリー小説、本、ビジネス書、お勧め音楽、お薦め映画 by ホーライ

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Jun 12, 2011
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カテゴリ:日記
久々に「ロング・グッドバイ」(レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳)を読み返している。
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主人公の「フィリップ・マロウ」(私立探偵)の目で世界を切り取っている物語だ。

僕は気に入った本は、何度でも読み返すタイプだ。

好きな小説(や科学本やビジネス書)を何度も読み返すと、だんだん、自分の視点が変わってくることが分かる。

チャンドラーや原りょうの本を読み返していると、世界は「ハードボイルド」に見えてくる。

そこでは、世界は饒舌で、芳醇で、悪意と善意で満ちている。



「ハードボイルド・ワンダーランド日記」の繰り返しになるけれど、とにかく僕らはこの「不器用な世界」を生きていかなければいけない。

その世界をどう切り取って、どう妥協点を見つけるかは、とても個人的な問題だ。

僕らの日々は、「妥協点」を見つける作業の連続だと言っていい。

繰り返すけれど、どこで妥協するかは、きみの問題であり、僕の問題なのだ。

齢を重ねてくると、妥協点がどんどん下がってくるのが、ちょっと情けないんだけどさ。



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Last updated  Jun 12, 2011 06:56:22 PM
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