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代表コラム

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2015.01.08
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カテゴリ:代表コラム
有名な『三びきのやぎのがらがらどん』は、実は最高の育児書であると(

『三びきのやぎのがらがらどん』を読み取る)に書きましたが、

 
 


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今日はももたろう。

 あのおじいさんとおばあさん、最高の強者です。何せ最愛のももたろうが、鬼ヶ島に鬼退治に行くというのに、吉備団子を持たせて見送るんです。今じゃさしずめ治安の悪い国に行って現地の子どもたちを助けに行きます、というようなもの。日本のどこに吉備団子こさえて送り出す親がいるというのでしょう。「何を馬鹿なことを言っているんだ。」「何もおまえが行かなくても」と言って止めるのが普通です。ところがこのおじいさんたちは違った。本当の子じゃないから?愛してないから?いいえ。私は彼らの取った行動こそ、真の親の愛だと考えます。子どもが大きくなって、やりたいということを、しかも己の社会的使命を自覚し、それを果たすために危険も顧みず旅立とうとする彼を、応援こそすれ、邪魔し、阻害するなんて親のエゴです。親は子を守る?もう彼は立派な大人です。むしろ、我々親の上を行ってしまっている。その子どものやりたいということを阻害するなんて、子どもからすれば守ってくれているというよりは攻撃されているといったところでしょうか。

子どもが大きく成長し、親の手元から離れようとするときに、うろたえたり、寂しさのあまり成長をせき止めようとしたりしないよう、少しずつ子どもが親元から離れていく練習をしないといけません。今急に、「お父さんお母さん、僕は難民の子どもたちを救うために中東に行くよ。」「世界には困っている人がたくさんいるんだ。治安の悪い国こそ支援が必要なんだ。」と言われたら戸惑って、それこそ言ってしまうかもしれない。「何を馬鹿なことを言っているんだ。」「何もおまえが行かなくても」と。だから、親も日々、練習なんです。親業を練習しないといけません。子どもが大きくなったそのときに、うろたえ無様な姿を見せることのないよう少しずつ子どもの後ろ姿を見送る体験が必要なんです。

親もがんばろう。子どもに負けないよう、がんばろう。子どもに愛想尽かされないよう、もうしばらくは踏ん張ろう。

世界的な救世主、社会的なリーダー、先駆的な指導者の育て方というのがあるとしたら、親にとっても過酷な試練かもしれません。親も試されているんです。がんばれ、俺たち。がんばれ、親たち。

 






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Last updated  2015.01.08 23:20:21
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