第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2ラウンド1組1回戦(日本6−0キューバ、15日=日本時間16日、米・サンディエゴ、ペトコ・パーク)A組2位の日本代表はB組1位の強豪、キューバ代表と対戦し、6−0で快勝した。日本は17日(日本時間18日正午)、韓国とメキシコの勝者と対戦する。
【写真で見る】侍ジャパン、キューバを撃破! 日本は前回大会でMVPに輝いたエース、松坂大輔(レッドソックス)、キューバはMAX164キロ左腕のチャプマンが先発。2番・遊撃には発熱の中島(西武)に代わって片岡(西武)が先発した。 日本は前回大会の決勝でキューバと対戦、そのときも松坂が先発し、初の世界一の座についた。松坂はキューバ戦に過去2度先発して、2度とも日本を勝利に導いている。7日の韓国戦以来、実戦登板から離れているのが不安材料だったが、6回86球を投げ5安打無失点、無四球で8奪三振。投げられないフラストレーションを爆発させるかのような好投でキューバキラーぶりを見せた。 松坂をリリーフした岩隈(楽天)、馬原(ソフトバンク)、藤川(阪神)も好投し完封リレーで今大会ナンバーワンの投手陣の実力を示した。 打線は三回、城島(マリナーズ)、岩村(レイズ)、片岡の安打で一死満塁として先発のチャプマンをノックアウト。代わったN・ゴンザレスが青木(ヤクルト)のときに暴投で先制。さらに、青木の中前適時打、村田(横浜)の左犠飛でこの回、3点を挙げた。四回には城島の右二塁打、岩村の二塁内野安打で一死一、三塁からイチロー(マリナーズ)の内野ゴロで1点。五回にも内川(横浜)の中前適時打でキューバを突き放した。