ｈ ｏ ｒ ｏ ｋ ａ ｒ ａ　

口元に笑み。それは周りに縋り付くツール。

ぼんやり遠くを思う。

ここに居場所が無いと思う。それがスイッチ。

１歩手前の空間から切り離される浮遊感。

暗くて淋しいところに居る感覚。

安堵。

誰かと一緒に居るとそういうところに必ず行く。

きっかけが会話だったり場所だったり。

けれどその人にとっての居心地の悪さにあたしは絶対なりたくないから。

そんなの存在理由がないじゃない。

ただ事実を見ないだけかな。

過去だけ優しくてそこだけ見てる。

辛いことなんていっしょくたでちょっとだけの幸せが妙に生ぬるくて

戻りたいね、なんて嘘だ。

はやく終わらせてしまいたいのに。