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2006.07.14
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カテゴリ:会社の席からw

こういうサイトもあるという事で、まずは…。
ドラちゃんの本音
このサイトには、このブログを開設する以前から訪問していたりしたのですが、
(元本家(現在、更新停止中…そのうち何かしますw)でも、リンクさせていただいています)
やはり、いつ見ても面白いサイトです♪

ドラえもんという作品は、作者のとっさの思いつきで、勢いでスタートした作品として有名な為、
作品を通しての設定は結構、ころころと変化していっています。
まぁ、変化していった理由の中で、最も大きくあるのは、連載されていた雑誌の媒介ゆえのものであると考えられそうですが…。
連載誌は、多岐に渡り、小学○年生シリーズや、コロコロコミックといったものまでで、
この辺に関しては、テレビアニメのテロップに注目していただければ、
その連載誌の多さがわかるかと思います。

そして、多数の雑誌にて連載する事により、雑誌ごとの微妙な設定の違いや、
連載期間の長さから来る、世論などの変化に応じた話の変化が加わり、
初期からあった設定を変えざるを得なくなったりしてくるわけです。

例えば、ドラえもんは、猫型ロボットなのですが、頭に耳はありません。
更に、同型の猫型ロボットの色は、主に黄色なのに、ドラえもんは青。
この辺には、ちゃんとした設定があったのですが、実は、この設定は変えられました。

初期の設定における、ドラえもんの耳や体の色の事は、
ネズミにかじられた」と、「修理した結果耳がなくなり、青ざめた」この2点が主だったのですが、
現在の設定では、
ネズミ型ロボットにかじられた(野比家の子孫セワシがけしかけた)」と、
使う道具を間違えて(明るくなる薬のはずが、悲しくなり、泣き続けるという薬に…)、3日3晩泣き続けた結果、メッキがはがれてしまって青くなった
…とまぁ、こういう設定に変わったわけです。
ある意味で、非常に具体的になったのかもしれませんね…。
ちなみに、このエピソードはどちらも映像化されました。

そのほかにも、連載期間はそもそも短い事が前提だったのか、
コミックス第1巻では、具体的な年数についても明らかにされた未来のアルバムが存在しています。
年代については、記憶が曖昧なので、省くとして、
その中で書かれている事は、「就職できなかったから会社を建てたのび太」の写真や、
「社内花火大会で、会社で火事が起きた」時の写真などが存在しており、
実は、野比家は、資産家の家ではないのだろうか?という片鱗も…?
ちなみに、いわゆる家族写真的なものも残されており、
そこの映されているのは、亭主よりも大柄な女性と、複数人の子供の写真…。
この写真が出てくる直前ののび太の質問、「結婚相手は?」というものに対して、
「えっと、なんていったっけ…そうそう、ジャイ子…」…インパクト!
…まぁ、のび太が凹んだことは言うまでもないですが…。

さて、ドラえもんという作品なのですが、実は、非常にシビアな作品で、
内容によっては、お子様方に見せられるのだろうか?という疑問が出るものも…。
例えば、ドラえファンの間では、ある意味、有名な作品となっている、「分解ドライバー」の回。
この道具の効果は、あらゆるものを分解する事が出来る…というもの。
最初は、普通に身近なものを分解していたものの、ふとした拍子に、自分にドライバーが当たり…。
その後は、狂気の織り成す世界…w
「これはこれでいいじゃない」と、いい笑顔でのび太が言うのですが、
片足しかない状態…だったり、その後に出てくる、ドラえもん史の中でも有名な台詞。
「なんでもいいから、バラバラにしてやりたいぞ」との一言…。
まぁ…詳しくは…この辺を見てください。

あるサイトでは、ドラえもんという作品を総称して、
子供に読ませたい教科書的作品と言っている方がいました。
ドラえもんという作品は、一見するだけだと、子供向けの軽い作品のような感じもありますが、
実際は、大人が読んでも十分に楽しめるだけの内容になっていると思います。
また、世間に転がる様々な問題についても、曲解に近い形ではあるものの、
非常に斬新な切り口で、漫画化していたりします。
読めば読むほど、別の違った面白さがある作品としては秀作です♪

後は…作品としては、保護者間に人気があまり無いと思われる、
「クレヨンしんちゃん」なのですが、この作品は、全体としてはギャグ作品なのですが、
その中で、中心に描かれることが多いのが、仲間との友情と家族愛。
ギャグの中で、この2つのテーマをある程度形にしつつ、感動と笑いの両輪を担っているのですから、
やはり、すばらしい作品なのでは?と思うのですが…。

漫画というものに、偏見を持っている人は…やっぱりいると思います…。
文学系の方…特に小説などを愛読している方にとっては、漫画というものはただの娯楽に過ぎず、
腰を据えて読むようなもの…という考え方は無いのかもしれません…。
しかし、小説や、文章では、表現する事のできない、ダイナミックな動きなどの部分を表すのには、
やはり、漫画の方が良いかと思われます…。
排他的意見のみで、漫画を避けるのではなく、同じ文学作品としてみるのも良いかと思います…。
特に、勉強などの面で考えれば、内容の濃い歴史漫画などは、
ただ読んでいるだけであっても、十分に歴史の勉強が出来ますし、
教科書を通してでは、伝わりづらかった部分についても、わかりやすく理解できるかと思います。
…興味が無ければ、勉強はしない。
勉強をさせるには、相応の工夫が必要であって、漫画は一つの手段として有効だと思います。

4コマ漫画系は、話の内容が、リアルタイムに連動している事が多く、
TVで大きく取り上げられたニュースについては、そのまま話しに出てくる事さえあります。
漫画のあり方が変わりつつある現代だからこそ、
漫画学について考えてみるのも良いかと思います…。






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最終更新日  2006.07.14 09:49:09
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