この２つを、同じものと考えている趣もあるので、ちょっと書いてみようかと…。
まずは、私の考えている結論から言って、この２つは、違うものです。
この話題を取り上げるに至った理由として、昨日になるのですが、
そろそろ、携帯電話の機種変更をしたいなぁ～と思いまして、
機種の使った感想を調べていたわけです。
で、もちろん、この手のことを調べていると、
○○の使用感の感想と書かれているものと、○○のレビューと書かれているものがあるわけです。
そんなの同じでしょ？って思われるかもしれませんが、ちょっと違うんですよね。
まずは、同じ部分を取り上げてみましょう。
どちらにも、○○という商品を使った際の直感的な感想が入ります。
そして、一歩引いて、外観や、機能の面での感想が入ってくるわけです。
この辺については、全くといっていいほど同じでいいと思います。
じゃあ、感想とレビューで何が違うのか？という事になってきます。
ここに、一つの定義づけが必要なわけです…。
感想というのは、個人が思った事をそのまま書いているのに対して、
レビューというのは、個人が思った事を、相手に理解できるように書く事が前提な分けです。
ポイントは、相手に理解できるように…の部分。
ただ書くだけでは駄目だという事です。
例えば…料理を多少出来る人にカレーの作り方を教えるのと、
全く料理が出来ず、した事もない人にカレーの作り方を教えるのとの差があると思っていただければ。
前者は、事細かく教えずとも、大雑把なところがわかればいいわけです。
料理が出来るという事で、自分なりのアレンジも加わるかもしれませんし、
調理の段階で、効率の良い調理法が見つかって実践できるわけです。
調理できるという、予備知識があるからこそ出来るわけですが…。
「感想」って言うのは、ある程度、予備知識がある人が読んでこそ意味のあるものであるという事です。
後者は、事細かく情報を提示する必要があります
野菜切るだけにしても、「切ってください」といって、みじん切りにし始めて、
カレーに入れるジャガイモが、無残にも…ということもあるかもしれません。
カレーも、市販のルウを使うのではなく、自分でカレー粉を作るところから始めるなら…。
というように、行程を細かく教えていき、少しずつ噛み砕いて覚えて行ってもらう事になります。
全くの、予備知識無しでの作業という事になるわけです…。
「レビュー」って言うのは、予備知識が全く無いものの、興味があるからこそ知りたいという人に読んでもらう為のものであるということです。
レビューと感想の定義づけは上記のような感じだと思います。
レビューと称して書かれていた文章中に、やたらと専門用語らしきものやら、
略称を使ったものなどを見ることがありますが、その時点でレビューではありませんｗ
予備知識が無いのに、略称を使って書かれても意味がわかりませんし…。
更に言えば、意味がわからなければ、その分、興味薄れて、離れていきます。
まぁ…この考えは、専門学校の先生から、「ゲームのレビューを、とりあえず書いてみない？」というような事をいわれた事から始まるのですが…。
私は…ちょっと特殊な…というか、特異なゲームに手を出す習性があった為、
そういう部分のカヴァーの為という部分もありましたが…。
で、一応書いたレビューに駄目だしをされまして…。
というのも、そのゲーム特有のシステムというものも在り、そのシステムの説明が足りないと。
説明が足りないと、どうなるか？といえば、レビューとしては不完全なものになります。
見る側が、その知識あって当然であるという姿勢で書くのは、レビューを書く側としては、
不適切であるという事ですね…。
レビューを書く場合は、シンプルな説明で、どれだけ多くの情報を積み込めるか。
この部分の技術力を問われる作業であると、痛感させられましたね…。
…まぁ、ここまで書くと、私が見ていた、携帯電話のレビューサイトのレビューが不適切あると思った…ということに気づかれると思いますがｗ
略称を使う、比較対象に別の機種を使う…予備知識の上に、追加知識を求めるような形にするのはどうかと思うわけです…。
…明日はゲド戦記…一応、鑑賞予定であるので、次回、映画関連の更新の際には、
レビューに挑戦してみようかと…。
注：映画のレビューの難点。
映画の内容に触れすぎない。
専門用語を使わない。
役名、役者名を合致させる…。
ハードルは高いですｗ
