何と言うか…色々と不思議な点があるなぁ…と思いつつ、あのニュースを見ていたのですが、
年齢が…色々とギリギリな感じが…。
まずは、観光バスの運転手と言うことなので、必要な免許は、
大型第二種免許(正式名称は、大型自動車第二種運転免許)が必要になります。
営利関係がかかわってくると、この免許が必要になってくるので、
観光バスを運転していたという事は、当然この免許を持っていた…と考えられるわけです。
まぁ、その辺は言うまでもないことなのですが…。
で、ここから先が、ちょっと不思議に思うところ。
こちらのサイトを見てください。
(Yahoo内のコンテンツです)
ご覧の通り、普通免許などの取得後3年以上かつ21歳以上…と言うことになっています。
…つまり、ギリギリセーフな年齢での取得だったということです。
…法律的には…問題ないですが、バスの運転歴などはどうなっているのでしょうか??
今回の事故の背景に、本来なら乗っていなければならない、交代要員が乗っていなかったということがあるようです。
が、仕事として、バスの運転経験の問題についてはどうだったのでしょうか??
年齢から考えて、1年に満たない期間であったという子は容易に予測できます。
なのに、10時間以上に登る仕事を押し付ける事となった理由は…?
…今回の問題は、一概に会社側の責任を問うのも難しかったりするんですよね…。
何かで見た記憶があるのですが、法改正によって、観光バスのようなものを持つ会社の起業のハードルが下がった…と言うのがあるようです。
極端な話、バスを所持していれば、会社を起業することが出来る…と言う感じだったかと思います。
(非常に極端な話です…話半分程度に聞いて頂ければ)
で、その結果、小中様々な観光バスを運営する会社が乱立し、
その為に、運転手自体の絶対数も、足りなくなってきているようです…。
(路線バスなどで、「運転手募集」の張り紙を見たことは無いでしょうか??…そういうところで募集するくらい足りていないということでしょうか…??)
その結果、個々の運転手に対する、労働時間も伸び、
結果として、今回の事故のようなことが起きてしまうのでは?と思うのですが…。
なにかと、規制を緩和すると、こういった歪みにも近い出来事が起きてきたりするのですが、
その辺まで含めて、考えた上での緩和なのかも…甚だ疑問です。
運転手の確保が出来ていない、または出来ない可能性がある場合は、
起業自体が出来ないように、もうちょっときつめの規制を敷くべきかと…。
正直な話、人の命がかかわっているのに、そういう部分での欠落があるというのは…。
…まぁ、しばらくマスコミサイドは、会社叩きに忙しくなるかと思いますが、
一番見直すべきところは、会社の運営方針よりも、法律の改正…ですかね…。
大型第二種免許の取得については、現行のままでよいとしても、
その後の、実際の運転手としての規制の部分が…。
連続運転可能時間の問題もありますし、何よりも、運転経験の量の問題も…。
まぁ、バスの事故自体は、何処でも何時でも起きている為、
今回の事故が、やたらと取り上げられていること自体にちょっと疑問があったりしますがw