聖者の独り言

2021/10/24(日)12:52

日曜更新分

【菊花賞】 ◎タイトルホルダー ○アサマノイタズラ ▲オーソクレース △ワールドリバイバル、ステラヴェローチェ 馬そのものは菊花賞ではあまり期待していなかったけど、横山武という騎手の判断で。 父と息子の騎手としての長所・短所の違いは分からないけど、息子も父同様に反逆資質の騎手というのは間違いないと思う。 父のクラッシックで特に印象的なのは二回のダービーではなく、98年セイウンスカイ。弥生賞で完璧に差されたスペシャルウィークを相手にテン乗りで逆転。菊花賞は二番人気ではあったものの、ダービーで大差をつけられた事と菊花賞での逃げ残りのイメージが希薄な事で差のある評価だったように思うけど、グリーンベルトを利したとはいえレコード圧勝。 1人気で前哨戦で詰まった事が、却ってここでの逆襲と引き出しの余地を上げたという風に捉えたい。 横山武で仮定的ながら認識しているのは、北海道と中山の成績が良い、即ちタイトなコーナーの内外の回り方や加速が上手な騎手だろうという事。今年の菊花賞は阪神内回り。京都外回りでも内外の枠や回りは大事だけど、小回りでコーナーを多く回るためによりその要素が大きく問われると思う。スタートの良い馬で内枠に入った事で、その特性を発揮できる大きなチャンス。 タイトルホルダーという馬も、密集した状態よりも縦にばらける展開で時計や上がりがかかってジリな要素を求められたほうが良さが出る馬だと思う。阪神が超高速という設定ではなくなり、内回りでコーナーから仕掛けたり置いていかれる馬が出てくる事から、弥生賞や皐月賞のようなどこかで他馬を引き離せる勝負に持ち込める公算が高い。長い距離をある程度息を殺して走れる資質があるのはセントライト記念で証明できた。 今年は神戸新聞杯のレベルが低かった、セントライト記念のほうが高かったという認識なので、神戸の勝ち馬だけ押さえてセントライト組にぶつける。主役を担う脚質やキャラじゃないという点でステラの競馬も相当難しくなるだろうけど、馬の武器を感じない上に長距離で強くない騎手のレッドよりはこちらを警戒。 セントライト組では勝ち切ったアサマノイタズラを特に評価したい。 本来菊花賞で◎にしていたのはソーヴァリアント。それを証明するに足りる走りをした馬を負かしたという事実を重く見る。福永祐一全盛期において母父キングヘイローの活躍がG1で目立つのが気になる。 あとは長距離ジリ脚展開を予想するならエピファネイアは必須。 馬券は◎の単複と○の単、○以下への馬連、馬単、3単。

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