聖者の独り言

2024/02/25(日)13:15

中山記念

私は上手い騎手と下手な騎手の選別はレースで勝負になる位置にいるかいないかの確率の度合いで自分なりの判断をしていますが、時々勝てる位置や流れに嵌っているのにそれを自分で捨てにいく存在も目にします。フェブラリーはまさにそれ。 絶縁、遅刻、落馬、出遅れ、道間違い。反省だけなら猿でもできると言いますが、反省だけでも猿にはできないと改めましょう。関東での重賞はよほど馬のほうに魅力を感じないと買わない方向で。 【中山記念】 ◎エエヤン 〇イルーシヴパンサー ▲ソールオリエンス △エルトンバローズ、ジオグリフ 心底下手くそだと思ったのにまた重い印を打ってしまった。良なら◎もあり得たかもしれませんが、船橋の天気が下り坂で道悪に近い馬場になる想定なら◎はエエヤンのほうで。 シルバーステートは東京の時計や上がりの速い重賞で全く走らないけど、同時に中山適性、特に道悪適性は高いと思う。エエヤンのニュージーランドやセイウンハーデスのタフな馬場や展開での連続好走などを見ると。 母父がダート長距離資質の高いティンバーカントリーなら、なおさらその推測は高まる。毎日王冠やマイルSのように上がりが34秒以下の決め手を求められるとどこにつけていようが勝負にならないが、コーナーが多く直線が短くて坂がある、更に雨が降った事で上がりが速くなりようがないセッティングになればパワー兼備の前掛かりの脚質に合う。 あとマイルカップも含めて近走は馬の後ろに封じ込めて掛かる、動けないという要素の両方で惨敗。もっと馬の気分に任せて前に走らせて良いと思うし、ここはハナを切るテーオーシリウスやドーブネがいる中での外枠。壁を作りたくても作れず、暴発や差し馬の引き出しのリスクもあるがニュージーランドのように自分の邪魔がなく進出できる形になる。馬格と血統面でのパワーに恵まれ、ハイペース道悪のニュージーランドを自力勝負で押し切るほどのスピード持続力があるのだから、1800なら距離はこなせる。 馬券は◎からのワイド馬連、馬単、3単流しと〇の複。 穴馬は◎〇のどちらかで、どちらかは好勝負しそうとという感が強いので。 イルーシヴは名うての冬馬で、昨年も前と左右を何か一頭捌けたら勝ちを争ったはず。マイルCSでも上位と差のないところにいて、冬のG2なら勝ち負けの力はあり。 鞍上の位置取りコース取りのセンスの無さは絶望的だけど、道悪でばらけるならロスは小さくなるし、二年前の東京新聞杯を勝った時ほどの斬れはない反面道悪でもしっかり伸びそうなパワーは感じる。 人気馬のうち、良で馬群がばらけず京成杯や皐月賞のように広いスペースに出せないなら嫌う予定だったソールオリエンスはその逆の条件になるなら〇と同等の▲。追い出してからの脚はとても速いが、狭いところを割ってというタイプではないと秋以降の競馬で確信。 逆に綺麗な馬場でないと苦しそうなのがエルトンバローズ。杉山厩舎はリーディングなのにどこか地味で藤沢、角居、堀、木村、藤原のようにブランド化しないという意味で魅力で積極的に買えばいいところだと思うけど、こと芝の上級馬に関する限りジャスティンパレス、ガイアフォース、この馬と綺麗な馬場でよく走るという傾向は強いと思う。そりゃまあデアリングタクトもいるけど。 あとディープブリランテは確かディープインパクト産駒初のダービー馬。後に現れた多数のディープ産駒のダービー馬たちほど豪快な決め手は、こと2000以上の距離ではなかった馬。当時はまだスピード性質が強い矢作厩舎の所属馬で、ダービーも内伸びが止まらないバイアスのインの三番手に嵌って流れ込む形での勝利。少し馬場にタフさがあったらスタミナ不足で負けていたと思う。 スプリングSや皐月賞では完敗したように、道悪は強くなかった。上級馬の活躍は少ない血統だけど、綺麗な馬場で良いポジションから反応良く動くという点はエルトンはブリランテに似ている。 買っても儲かるオッズだから△だけど、来るのに期待する魅力は〇▲より落ちる。 ヒシイグアスは9歳。なかなかしぶとくリピーターレースではあるが、そろそろ活力の衰えを予期したいし、かつて好勝負してきた良ではなく道悪設定なら危ない人気馬とする。 もう一頭の△をラーグルフにしようかと思ったけど、湿り気が出たなら喉が楽になる、条件がベストになる皐月賞馬ジオグリフに。 詳細は省くがレッドモンレーヴ、ソーヴァリアント、ドーブネ、マテンロウスカイあたりは時計が掛かる条件になると苦しくなったと思う。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る