2533639 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

星見当番の三角テント

PR

プロフィール


歌織@星見当番

フリーページ

カテゴリ

カレンダー

日記/記事の投稿

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

ちっちゃな天使たち てんこ☆。さん
しおの小部屋 shio♪さん
Libra-ly lovely lindaさん
虚空座標 KURO−Mさん
◆* ROBIN’S … *∴ 翼 ∴*さん
らぴす・ぱらでぃう… ゆう餡さん
月うさぎ雑貨店 麗月さん
みうさの砂場 智♪さん

コメント新着

蒼(sou)@ Re:アストロ小学校4/14、5/12無事終了しました(05/18) 初めまして。 蒼 と言います。 ツイッタ…
星見当番@ Re[1]:蟹座の新月予報2019(06/26) ...さんへ どちらさまでしょうか?「...…
2006.06.18
XML
こんばんは、星見当番です。
更新が遅れておりましたが今夜は蟹座のブックガイドをお届けします。

【かんじんなことは、目に見えない】

上の小見出しで、もうこれから当番が紹介しようとしている作家が誰か
わかってしまった人もいるかもしれませんね。

西洋占星術で蟹座は、心(感情)、母性、家族の絆、故郷などを支配します。
ある占星術の本は蟹座の性質を「蟹と同じように硬い甲羅にやわらかな中身を包んでいる」
と表現しています。

蟹座は水のサインです。水はそれを囲い込む器がなければどこまでも流れていってしまいます。
蟹座は水の最初のサインなのですが、その水に器を用意して中に納めようとします。
その「器」が蟹の甲羅。蟹座は「家」も支配します。家の壁が、やわらかな中身を守る
蟹の甲羅に当たります。壁の中に、やわらかな心が守られる環境を作り出すのが蟹座の
テーマなのです。

なお、この「壁(甲羅)」によってウチとソトを分ける性質のせいで、
蟹座の影響が強い人は他の人から「身内とそれ以外への態度が極端に違う」と
言われることが多いのです。蟹座が作った壁の内側にいるか外側にいるかで、
その人の蟹座に対する印象はガラリと変わります。外から眺めているだけでは、
蟹座の人の心をわかるのは難しいのです(中から見ているだけでもやはり、
半分だけの理解になってしまいますが)。

さて、蟹座のブックガイドで当番が真っ先に紹介したいのはサン=テグジュペリです。
1900年6月29日生まれ、蟹座。サン=テグジュペリの生年月日を調べてみたとき、
星見当番は驚きました。あのいかにも自由な感じの、飛行家のテグジュぺリが蟹座?
双子座か何かかと思ってた(←当時の星見当番の、いかにも安直な発想がよくわかります)。

でもそうか、そういえば…と、最近の当番は思いなおすようになりました。
王子さまとバラの花のエピソード。キツネが王子さまに教えてくれた「大切なこと」。
これは、たしかに蟹座のテーマのひとつだったな。そう思うようになったのです。

それから、あの「ゾウをのんだうわばみ」の話も。そしてあのうわばみの話が蟹座的なら…
当番、ハタとあることに気付いて可笑しくなりました。この記事にとりかかる直前のことです。

「こいつぁ箱だよ。あんたのほしいヒツジ、その中にいるよ」

(引用は内藤濯・訳 『星の王子さま』より)


空気穴が三つあるだけのすこし歪んだ箱の挿絵と共に、『星の王子さま』の中で
当番が最も愛する台詞のひとつです。しかしこれは何の占星術的ジョークか?!
「箱」は蟹座のシンボルの一つです。そして、中にいるのは「ヒツジ」。
蟹座は、牡羊座に象徴される自由な魂を「家」という壁の中に収納し、
自由を制限する代わりに安全・安心を保証する、という意味を持つサインなのです。

「箱にしまう」「壁の中に入れる」というのは蟹座の重要なテーマです。
「壁の中に入れる」なんてことが、『星の王子さま』とどういう関係があるか?
あるのです。『星の王子さま』の重要なテーマ「飼いならす」ということと関係があるのです。

地球に降りてきた王子さまは、ある庭でバラの花が50も100も咲いているのを見つけます。
それは、自分が星に残してきたたった一輪のバラの花と全く色も形も同じものでした。
世界にひとつしかない美しい花だと思っていたものが、ここでは50も100もかたまって咲く、
ありふれた庭の花だったと知って王子さまはさびしい気持ちになります。

悲しい気持ちで草に突っ伏して泣く王子さまの前に、一匹のキツネが現われます。
友達をほしがる王子さまに、キツネは「まだ飼いならされていないから友達にはなれない」と
言います。そして、「飼いならす」とはどういうことか、仲よくなるとはどういうことかについて
王子さまに話して聞かせました。そうして、仲よくなった王子さまに、キツネはもういちど
あの大勢で咲いているバラを見に行くことを勧めます。

(引用はすべて、内藤濯訳の『星の王子さま』です。強調は星見当番によるものです)

王子さまは、もう一度バラの花を見にいきました。そして、こういいました。

「あんたたち、ぼくのバラの花とは、まるっきりちがうよ。
それじゃ、ただ咲いているだけじゃないか。
だあれも、あんたたちとは仲よくしなかったし
あんたたちのほうでも、だれとも仲よくしなかったんだからね。
ぼくがはじめて出くわした時分のキツネとおんなじさ。
あのキツネは、はじめ、十万ものキツネとおんなじだった。
だけど、いまじゃ、もう、ぼくの友だちになってるんだから、
この世に一ぴきしかいないキツネなんだよ。」

(中略)

「あんたたちは美しいけど、ただ咲いてるだけなんだね。
あんたたちのためには、死ぬ気になんかなれないよ。
そりゃ、ぼくのバラの花も、なんでもなく、そばを通ってゆく人が見たら、
あんたたちとおんなじ花だと思うかもしれない。だけど、あの一輪の花が、
ぼくには、あんたたちみんなよりも、たいせつなんだ。

だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。覆いガラスもかけてやったんだからね。
ついたてで、風にあたらないようにしてやったんだからね。
ケムシを―二つ、三つはチョウになるように殺さずにおいたけど―
殺してやった花なんだからね。不平もきいてやったし、じまん話もきいてやったし、
だまっているならいるで、時には、どうしたのだろうと、
きき耳をたててやった花なんだからね。ぼくのものになった花なんだからね。


…駄目だなあ、ただ引用しているだけなのにいつもこの箇所を読むと泣けてしまう(^^;)。
蟹座の「壁の中に入れる」っていうのはつまり、こういうことですよ。
飼いならすって、ことですよ。ただのバラではなくて「ぼくのバラ」だから愛しい、
そういう気持ち、そういう関係を育てるってことが蟹座のテーマです。

大勢の「ただのバラ」に啖呵をきって(笑)戻ってきた王子さまに、
キツネはひとつの秘密をおしえます。

「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ」


そしてキツネは、もうひとつ重要なことを言います。
「王子さまが自分のバラの花をとても大切に思っているのは、
そのバラの花のために時間をついやしたからだ」と。

当番は、このバラの花とキツネの場面を読むとほとんどいつも「自分のバラの花」のことを
思います。今の私に「王子さまのバラの花」にあたるものがあるだろうか、ということです。
或いは自分が誰かのバラの花だったことがあるだろうか、と。ないから、読むたびに
こんなにも泣けるのかもしれません…(ええぇ;)。

たぶん、ここまでで軽く半角5000文字を越えています。
あと5000文字分で他の蟹座作家について書けるのでしょうか。
いざとなったら前後篇だ(またかい)!しかし、「箱の中のヒツジ」と
「王子さまがバラの花に啖呵をきった場面」はそのまま占星術の教科書の
蟹座のページに使いたいものだなあ(これ、水瓶座ブックガイドのときにも
言ってたような)。


【懐かしき時を求めて】

『星の王子さま』にひきつづいて「心の箱にしまう」というテーマを続ければ…
出てくるのは絵本『百万回生きたねこ』。あまりにも有名ですね。
百万回も生まれ変わり、色々な人間に飼われ愛されながら、自分は決して飼い主を愛さず
どの飼い主も「だいきらい」だったねこが、一匹の白いねこを愛するようになった。
その白いねこが死んだとき、「百万回生きたねこ」は初めて泣いて泣いて、
泣きつかれて死んでしまって、そして「もう生まれ変わらなかった」という、ものがたり。

作者の佐野洋子は1938年6月28日生まれ蟹座。
佐野洋子の絵本でほかに代表的なものといえば『おじさんのかさ』なんていうのも。
ちょうどこの雨の季節に読んでみると面白いかもしれませんね。

蟹座生まれによる絵本、といえばこんなのもあります。
エリック・カールの『はらぺこあおむし』。エリック・カールは1829年6月25日生まれ。

蟹座は「なつかしいもの」「子供時代を思わせるもの」も支配しています。
『星の王子さま』や『はらぺこあおむし』『百万回生きたねこ』なども、
人によっては「子供の頃読んだ、なつかしい本」の範疇に入るものかもしれませんね。
そんなわけで行ってみましょう、蟹座生まれ作家による「懐かしき時を求めて」。

詩人の三木露風、1889年6月23日生まれ。
誰じゃそりゃ!って童謡『赤とんぼ』の作詞者です。

夕焼け小焼けの 赤とんぼ
おわれて見たのは いつの日か

ご多分にもれず、当番もかつて「おわれて見たのは」を「追われて」だと思っていました。
きっといたずらをして追いかけられ、逃げていった丘の上で赤とんぼを見たのだとばかり。
本当は「負われて見たのは」です。ねえやさんの背中にしょわれて、赤とんぼを見たんですね。

作家・劇作家の飯沢匡、1909年7月23日生まれ。
人形劇『ブーフーウー』ラジオドラマ『ヤンボウニンボウトンボウ』などの作者です。
これを「なつかしい」と言うのは星見当番の両親くらいの世代でしょうか(^^)。
当番の母など、あのブーフーウーの中に人が入っているとは思ってなかったらしいです。

星見当番と同世代の人なら懐かしく思い出すだろう、というのは山中恒。
テレビドラマ『あばれはっちゃく』の原作者、といえば「ああ!」と言う方も
多いのではないでしょうか。1931年7月20日生まれの蟹座。
ほかに『おれがあいつであいつがおれで』なんかも書いています。
大林宣彦監督『転校生』の原作ですが、それ以外にも何度もテレビドラマ化されている
名作です。つい数年前にもたしかNHKでドラマ化されてたような。
当番は、小学校の図書室で『おれがあいつであいつがおれで』を借りて読みましたよ。

『カモメのジョナサン』のリチャード・バックも、ある世代の方には懐かしいでしょうか。
1936年6月23日生まれ。当番はこの本、両親の本棚から引っ張り出して読みました。
確かまだ、本棚のどこかに入っている筈なんですが見つかりません…(^^;)。
ところでブックガイドを書くために調べてみたら、リチャード・バックのバックって、
Bachと綴るんですね。バックって、バッハだったんだ!とちょっと驚き(汗)。

子供時代のなつかしい思い出を追い求めた、究極の蟹座ナツカシスト(造語)といえば、
この方がいます。大御所マルセル・プルースト『失われた時をもとめて』。
プルーストは1871年7月10日生まれです。

やはり字数をオーバーしそうなので、前後に分けます。







最終更新日  2006.06.19 01:56:17
コメント(3) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:蟹座のブックガイド(06/18)   ∵.:*・*雪花*∵.:*・ さん
歌織さん、こんばんは♪
ご無沙汰しております~

蟹座のブックガイド、興味深く読ませていただきました。
蟹座、さそり座についで私の苦手なところを支配しています。(^^;)
どちらも水のエレメント。感情を支配していますね

でも、苦手と想いつつも、百万回生きた猫も、星の王子様もはらぺこあおむしも、持っているんですよ。。しかも大好きな本ばかり。

自分に足りなかったものを知らない間に集めてしまっていたのかなぁ。。なんて想いました。
不思議ですね☆(^^) (2006.06.20 22:13:37)

Re[1]:蟹座のブックガイド(06/18)   歌織@星見当番 さん
∵.:*・*雪花*∵.:*・さん、こんばんは。

>蟹座のブックガイド、興味深く読ませていただきました。
>蟹座、さそり座についで私の苦手なところを支配しています。(^^;)
>どちらも水のエレメント。感情を支配していますね

おお、水サイン苦手ですか(^^)。一つ残っている魚座はどうでしょう?
不得意な分野を支配しているサインって、やっぱりありますよね。

>でも、苦手と想いつつも、百万回生きた猫も、星の王子様もはらぺこあおむしも、持っているんですよ。。しかも大好きな本ばかり。

ブックガイドには絵本や児童書を多く取り上げるようにしているんですよ。
しかし『星の王子さま』と『百万回生きたねこ』が「蟹座」でくくれるとは
私自身、誕生日を調べてみるまで気付きませんでした(^^;)。

(2006.06.22 00:11:27)

Re[2]:蟹座のブックガイド(06/18)   ∵.:*・*雪花*∵.:*・ さん
歌織@星見当番さん

>おお、水サイン苦手ですか(^^)。一つ残っている魚座はどうでしょう?
>不得意な分野を支配しているサインって、やっぱりありますよね。

うお座さんは、水のサインの中では一番まだ
大丈夫です(笑。
うお座→かに座→さそり座ですかね?(苦笑
さそり座のモモスケには、ほんと色々
学ばせてもらっています(^^;


>ブックガイドには絵本や児童書を多く取り上げるようにしているんですよ。
>しかし『星の王子さま』と『百万回生きたねこ』が「蟹座」でくくれるとは
>私自身、誕生日を調べてみるまで気付きませんでした(^^;)。

すごいですよねぇ。。
多分私、ここでこの日記に出会わなかったら
死ぬまで何も気付かなかったですよ(笑

歌織さんのするどい分析力、
いつも尊敬しています♪ (2006.06.23 05:52:05)


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.