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星見当番の三角テント

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歌織@星見当番

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2007.12.01
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カテゴリ:占い系よもやま話
ふたたび、星見当番です。
ゆうべ早めに薬を飲んで12時間眠ったので、今日はまあまあの体調です。

さて、今日もまた性懲りもなく蠍座と冥王星の話です。
一昨日書いた話には、まだ続きがあるのでございます。
もはや、ついてきてくれる方はいるんだろうかというような話ですが
もうしばらくお付き合いくださいませ。

当番が冥王星と蠍座について色々と考えはじめたそもそもは、
いまから…さよう3年ほど前に遡ります。えっと、ちょっと記憶が曖昧なのですが
ジャン・スピラーの『新月のソウルメイキング』の日本語訳が出版された後で、
かつ当番がテントを開設する2004年の晩秋より前、というのは確かです。

2003年の年末か、2004年の前半。当番がまだ当番ではなく、
冥王星がまだ「太陽系の第9惑星」だった、ちょっと前のお話でございます。
当番は当時、ネット上の某所に夜な夜な現れては、そこに集う色んな方と
石の話やら星や月の話やらをしていたのでございます。

そして、ある夜はなぜか、話題が冥王星だったのでございます。
当番は大体以下のようなことを申し上げました。

「冥王星というのは、とてもとても動きの遅い天体でして、
何年も同じサインを運行し続けるんですね。木星より遠い天体は皆そうですが
同い年の人は、ごく稀な例外(ちょうど冥王星がサインを移る時期だったとか)
を除いて、みんな同じサインに冥王星を持つんですよ。それなので、
ある人の中で冥王星がどんな働きをするかということを知りたいときは
冥王星が入っているサインより『ハウス』を重視した方がいいんです。」

↑ええ、例えばですね。当番は19XX年12月5日の22時09分生まれです。
その時、冥王星は天秤座にありました。ちなみに海王星が射手座に、
天王星は蠍座に、土星が蟹座で木星が魚座にありました。これらは皆、
少々の例外を除いて当番と同年生まれの人全員に当て嵌まるんでございます。
なぜならば、これらの天体の動きがノローいからですね。

しかしながら、同じサインに同じ天体を持つ人同士でも、
生まれた日時、生まれた土地によって、その天体が入るハウスは
がらりと変わります。

「天体のサイン」というのは、その瞬間、その天体が地球から見て
黄道上のどのあたりに見えたか(春分点を基準にして、角度にして
どれだけ離れた場所に見えたか)というのを表すのに対して
「天体のハウス」というのをものすごく大雑把に申し上げますと
「その瞬間、その土地の東の地平線を基準にして、その天体が
どっちの方角に位置していたか」を表します。

たとえば、当番と全く同じ19XX年12月5日に生まれたとします。
当番は22時09分に東京都で生まれました。その時冥王星は地平線下に沈んでいて
あと数時間もすれば東の地平線から出てくるだろう、という位置にありました。
これをハウスであらわすと「第二ハウス」ということになります。

当番と同年同月日、同じ病院で当番より12時間早く生まれた人がいたとします。
12時間前となると、冥王星はまだ地平線下に沈んではいませんでした。
空のいちばん高い所は通過して、南西の、あと数時間で地平線下に沈む位置に
冥王星はあった筈です。これをハウスであらわすと「第八ハウス」です。

また、当番と同じ日、当番が生まれたのとまったく同じ瞬間に
日本から見て対蹠地(いわゆる「地球の裏側」に当たる場所)に当たる
ブラジルで生まれた人がいた場合。同じ瞬間生まれですから
同じサインの同じ度数に冥王星を持ちますが、ハウスは正反対になります。
なぜならば日本の夜は向こうの昼、日本の「地平線上」は向こうの「地平線下」。
なので、当番が地平線下の第二ハウスに冥王星を持つならば、同じ瞬間に
ブラジルで生まれた人の冥王星は地平線上、第八ハウスとなるのです。

同じ「天秤座」に冥王星を持つ、同い年の人同士でも、それが第二ハウスにあるのと
その反対側である第八ハウスにあるのとでは意味合いが正反対になります。
なお、サインというのは大まかに言って「世の中一般の物事を12に分類したもの」です。
それに対してハウスというのは「その人が人生で出会う物事や人生そのものの段階を
12に分類したもの」です。

当番とその同級生たちは、みんな天秤座に冥王星を持ちます。
冥王星は、ひとつのサインに十年以上留まりますから、実を言えば
1971年から1984年の間に生まれた人はみんな冥王星が天秤座にあります。

冥王星は「避けられないものごと」や「死」や「破壊」を司ります。
天秤座に冥王星がある、ということは、天秤座の支配分野である
「結婚」や「パートナーシップ」といったテーマの上に冥王星の持つ
「死」や「破壊」といった意味がかぶさってくる、ということです。
しかも冥王星ですから、「避けがたく」かぶさってくるわけですね。

じっさい、冥王星天秤座時代に生まれた人たち(今年23歳~36歳の人たち)は
結婚やパートナーシップ、法的契約なんかの形が前代未聞なくらい壊され、
生まれ変わることに直面する(と占星術師たちが予測した)世代、と言われています。

しかしながら、この世代の人がみんな「結婚できない男女」だったり、
「結婚するけど破局しちゃう男女」だったりするわけじゃないのは
テントのお客様もおわかりですよね。ただ、他の世代の人たちよりも
結婚というものについて避けがたく色んなことを考えたり感じたり、
もうちょっとどうにかならないか、と格闘したりする(かもしれない)
世代というだけのことです。

この世代の人がどのような形、あるいはどのような場所で
天秤座冥王星の持つ意味と直面することになるかは人によって違います。
その、「人によっての違いかた」を指し示すものの一つがハウスです。
(他に、その人の出生図で他の天体が冥王星とどう関わっているかも重要)

ええと。ごほん。
上に書いたようなことを(もう少しかいつまんで、ではありますが)説明して、
「なので、冥王星は『ハウス』も見てね」と某日、某所で当番は申し上げたのですが。
そうしたら。この説明に対して、ある人から当番の思いもよらないような反応が
返ってきたのでございます。ええ、4年も経とうとしている今でも覚えております。

「当番(仮名)さん、大変です。
説明にあったように自分と家族分の出生図を出して、
冥王星のハウスを見ていたんです。
(当番註:その方はそこそこ占星術の知識がある方でした)
そうしたら、うちの息子の冥王星は第七ハウスだったんです。
どうしましょう、第七ハウスってパートナー像だとか、
結婚運だとかを読むハウスですよね?息子のパートナー像は冥王星?
冥王星は『徹底的な変化』や『死』の星ですよね。将来、息子のお嫁さんが
そんな怖いものをもたらす人だったらどうしましょう。今から不安です」

細かい部分は違うかもしれませんが、大体このようなことでした。
質問をくださった方(お名前を失念してしまったので、仮にAさんとしましょう)は
もちろん、大真面目だったのでしょうが、当時も独身・子ナシであった当番は、
あまりの変化球的反応にネットのこっち側で椅子から落ちそうなほど
驚愕したものでございます。

しかも訊いてみたら、A子さんのご子息はまだ幼稚園児(当時)だと言うので、
当番、また椅子から落ちかけました。将来息子のお嫁さんが…って、どんだけ将来!!
男の子を持つお母さんって、お子さんがそんなに小さいうちからお嫁さんのことを
心配するものなのか…しかも、子どもの出生図で冥王星が第七ハウスにあったという
それだけのことで。

とりあえず当番、冥王星が「パートナーシップ」のハウスに入っているというだけで
ストレートに結婚生活が壊滅的になるとか、怖いお嫁さんが来るということはない、
ということをA子さんに説明しました。息子さんの出生図を詳しく見たわけではないので
はっきりしたことは何も言えないけれど、冥王星が第七ハウスにあるのなら、
息子さんが「その冥王星」の意味を経験し、深く考えたり感じたりするステージは
結婚相手との関係やその他のパートナーシップの中、ということになるでしょう。
でもそのことにどのように取り組んでいくかは息子さん次第、未来もまた、
その取り組み次第です。そんな風なことを当番、書いた記憶があります。

その後、当番はもう一度、「同い年生まれは皆、冥王星のサインが同じ」という話を
繰り返したような覚えがあります。ハウスは違うかもしれないけれど、みんな同サイン。
ちなみに、2004年頃に幼稚園児だったということならば冥王星射手座世代ですね。

A子さんのご子息のように第七ハウスに冥王星を持つ子もいれば、
第一ハウスに持つ子もいるでしょう。第二ハウスや第五ハウスかもしれないし。
パートナーを表す第七ハウスと、自分自身の出発点を表す第一ハウスと、
どちらに冥王星を持つ子の方が、より大変でしょう。
あるハウスよりも別のあるハウスに冥王星を持つ方が人生ラクだって、
いったい誰にそんなことがわかるでしょう。

ある子供は、冥王星のテーマに家庭で直面するかもしれない。
ある子供は大きくなって社会に出てから、冥王星と向き合うのかもしれない。
でも、どの子供も人生の中でいずれはそれに直面する。

みんなそれを、自分の人生に突然割り込んできた、まったく特別な、
「なんでこれが、よりによって自分の身に?」と文句を言いたくなるような
すごい災難として経験するかもしれないけれど。でもそのとき
「自分と・その『災難』」に焦点を固定しているカメラを
ぐっと遠くへ引いていくと、同じ幼稚園のきりん組(だとか)だった友達も
人生の中でそれぞれに「人生がひっくりかえるような大変化」と
格闘しているのかもしれない。

そしてたとえ、それぞれ取り組んでいる問題がどんなに違う形に見えても
よくよく見たらひとつのテーマ、たとえば「射手座」が支配する分野に訪れた
大変化の様々な(大まかに言えば12種類の、細かく言えばその人ずつの)
変奏曲なのかもしれない。

うまくA子さんに伝えられたかわからないし、また、伝えられたとしても
A子さんのそのときの動揺や不安をダイレクトに和らげることは
残念ながらできなかったと思うのですが。

当番はそのとき、A子さんに「我が子が心配・我が子が心配…!」という、
母親としてはもっともかもしれないその気持ちを一度脇に置いて、
視点を色々に動かしてみてほしい、と思っていたのです。
これまた、それが成功したかどうか、今となってはわかりませんが。

出生図の中で、蠍座に天体を持たないという人はいくらでもいます。
(当番は持ってますけれど。天王星と火星が蠍座にあります)
でも、出生図のどこかしらに冥王星を持たないという人はいません。
つまりはどんな人でも、何かしらの形で、いつか冥王星の放つメッセージと
直面することになる。このことは当番にとって、大抵の人間の後ろ側に
お尻があるのと同じくらい確かで当たり前のことです。

なので、「大変です、出生図のここんとこに冥王星があるんです!」というのは
それがどこであれ、当番にとっては「お尻が二つに割れているのを発見したんです」と
言われるようなものです。「みんな生まれつき、多かれ少なかれ割れてます。
安心していいですよ」とかお答えしたら、きっと怒られるだろうなあとは思うのですが。

ええとこの話、まだまだ続くのですが。
例によって制限字数の軽く倍近く書いてしまいました。
ここで一旦分けることにいたします。











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最終更新日  2007.12.01 20:47:50
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