星見当番の三角テント

2010/05/11(火)00:17

まだら利き=クロス・ドミナンス

雑談系よもやま(425)

今夜は、軽い雑談。 テントで何度か書いておりますが、当番は左利きメインの「まだら利き」です。 「まだら利き」っていうのは当番が勝手にそう呼んでいるだけの名前です。 利き手が完全に片方に固定されていなくて、動作や道具によって 右手が得手だったり左が得手だったり、分業体制になっている人のこと。 「まだら利き」ノットイコール「両手利き」、です。 ボールを投げる、鋏を使う、ナイフで林檎の皮を剥く、など、 手に何かの道具を持って行う動作にひとつひとつ番号をつけていって、 仮に100種類の動作があったとしますですな。 右手で100種類の動作ができて、左手でも同じ100種類の動作ができるのが「両手利き」。 右手で、たとえば第1番から第45番までの45種類の動作ができて、残りの第46番から 第100番までの55種類の動作は左手の担当で、それぞれの動作を逆の手ではできない、 という人が、当番の言う「まだら利き」。 当番の場合は、手を使う動作のうち、89.9999…%くらいが左手の担当。 文字を書く、包丁で何かを刻む、ボールを投げる、バスケットボールのドリブル、 まつり縫いをする、フライ返しを使う、壜のねじ蓋を開ける、なんかが左手です。 そして10%くらいが右手担当。包丁で野菜や果物の皮を剥く、 編み棒を使う、鋏を使う、電卓やテンキーを打つ、なんていうのが右手です。 右手で文字を書くことはできず、左手でかぎ針編みをすることもできません。 変なのは包丁で、左手で林檎の皮は剥けず、右手で菜っ葉は刻めません。 縫い物の「ぐし縫い」だけは右手でも左手でもできます。まつり縫いは左手オンリー。 まだら利きのまだら具合は、人によってそれぞれだと思います。 当番のように全体の一割くらいが右手オンリーで、他は殆ど左手だとか。 元々左利きだったのが、子供時代に右手を使うように訓練されて、 九割が右手使いになり(左ではできなくなって)、残り一割だけ左使いだとか。 当番の学生時代の友人に、そういう人がいました。半々くらいのまだら利きさんもいます。 当番の場合は、両親が利き手にこだわりのない人だったので 特に何もされないまま自然に今のまだら具合で固定されました。 九割くらい左手なのに、残りの一割がなぜ右手になったのかは謎です。 何を言いたいかというと、人間の利き手は単純に「右利き」「左利き」の 二種類ではないってことです。おおまかに「100%の右利き」「100%の左利き」 「右手メインのまだら利き」「左手メインのまだら利き」「ほぼ半々のまだら利き」 「100%両手利き」と六種類の人がいます。まだら利きの人たちの中には、 ひとつかふたつの動作を両手で行える「まだら利き・部分的に両手利き」もいます。 で、「まだら利き(これは当番の造語)」。 「両手利き」と区別できる正式な呼称が日本語にはまだないようです。 英語ではどうかというと― 本日ネット徘徊をしていて見つけたのですが、クロス・ドミナンスと呼ぶようです。 綴りは、cross-dominance ミクスト・ドミナンスmixed-dominanceとも呼ぶようです。 あるいは、部分的にright-handedであり部分的にleft-handedでもあることから ミクスト・ハンデッドネスmixed-handednessとも。 いわゆる「両利き(両手利き)」を表す英語はambidexterityで、 cross-dominanceあるいはmixed-dominanceとは違う状態を指します。 日本語では、cross-dominanceの訳語として「交差利き」や 「分け利き」などを使う人がいるようですが、まだ定着には至っていない様子。 そのままカタカナ英語で「クロスドミナンス」が検索では一番ヒット数が多いようです。 日本語でも早くこの「動作によって利き手が別れている状態」を表す呼称が 定着してくれないもんかな、と当番は思います。日本語訳としては、 右手と左手とで作業を分担しているわけですから、「分け利き」はなかなかいいなと 思います。「交差利き」はあまりに直訳的で、何が交差なのかよくわからないから 却下したい感じ。いっそ「混ざり利き」はどうだろう、と思ったりもします。 「私、完全左利きー」とか、「私はほぼ右、箸だけ左の混ざりー」とか、 気軽に言い合えるようになるといいなと思います。

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