星見当番の三角テント

こんばんは、星見当番です。
うっかりして満月のお知らせよりも前に、新月のお知らせを出してしまいました。
4月19日の牡羊座新月よりも前、4月4日にまず牡羊座の太陽と天秤座の月との間で
満月が起こります。

日本時間で4月4日の21時05分。太陽は牡羊座14度24分、月は天秤座14度24分。
太陽と月が180度で向かい合います。牡羊座・天秤座、略してひつてん満月です。
恒例の臨時収入運アップおまじないをなさる方は太陽と月が180度になる「前に」
実行してください。このおまじないは月が満月に向かっていこうとするときの勢いを
お財布に招き入れて、お財布も月のように丸く満ちることを願うおまじないです。
180度の瞬間を過ぎてからおまじないをすると、月が欠けていく時の勢いを
お財布に取り込むことになってしまいます。お財布を太らせたいなら「前」です。

今回は牡羊座の太陽から4度離れたところにドラゴンヘッドが、同じく天秤座の月から
4度離れたところにドラゴンテイルがありまして、月蝕が起こります。皆既月蝕です。
西洋占星術でドラゴンヘッド＆ドラゴンテイルと呼ばれているものは、地球から見た
太陽の見かけ上の通り道＝黄道と、同じく月の見かけ上の通り道＝白道の交わる場所。
ホロスコープにおいて重要な意味と影響を持つと言われているポイントなのですが、
天体ではなく「点」つまり、特に目に見える何かがあるわけではないのです。…普段は。

ただ、普段は何もない、この見えない道の交差点に太陽と月が同時に差し掛かると、
日蝕や月蝕が起こります。満月、つまり太陽と月が180度で向かい合い、同時に
ドラゴンヘッド＆テイルに接触すれば月蝕。新月、つまり太陽と月が地球から見て
同じ方向に並び、かつ、そのすぐ近くにドラゴンヘッドまたはテイルがあれば、日蝕。
いつも見ているものが見えなくなることで、逆にいつもそこにあるのだけれど、普段は
見えていないものが本当に存在するのだということがわかる。日蝕・月蝕というのは
そういうイベントです。

今回の月蝕は更に、太陽＆ドラゴンヘッド組と月＆ドラゴンテイル組のちょうど中間、
山羊座の15度付近に冥王星も入って、空に大きな直角二等辺三角形を作るという配置に
なっていたりもします。これは緊張感の高い、スリリングな配置です。こう書くと、
普段どおりに呑気にお財布なんか振っていていいのかしら、悪いことが起こるのでは
ないかしら、と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。当番としましても、
「心配『まったく』無用です」とは言い切れません。もし本当に心配不要であったと
しても、心配してしまうひとはしてしまいますものね。だから、今回当番は以下のように
申し上げます。「心配ならば、安心できる方法で取り組みましょう」

「月蝕の最中におまじないをしたら、結局金運が上がらないような気がして心配！」
対策→その時間帯を外しておまじないをしましょう。4日の21時05分より「前」で
（このおまじないは月が満月に向かっていくときの勢いを利用したものですからね）、
かつ、月蝕が始まる時間より前におまじないをしてしまえばいいのです。今回は、
部分蝕の始まりが19時15分です。それより前に振っちゃいましょう。昼間に振っても
いいのですよ。このおまじないは太陽と月の位置関係だけが重要であって、月が
見えているかどうかは効力に影響しないのです。

「太陽と月と冥王星で直角二等辺三角形、よくわからないけど冥王星が怖い、心配！」
対策→天体が直角二等辺三角形を描く配置（Tスクエアといいます）は確かにかなり、
緊張感のあるアスペクトです。どのアスペクトもそうですが、角度が正確であるほど
その効果は強まります。逆に言えば、角度が不正確でゆるゆるならば、その効果は
弱まるのです。だから、ぎっちぎちの直角二等辺三角形になる前におまじないを
済ませてしまいましょう。さいわい、三角形の一角を担う月はとても動きが速い
天体です。たとえば4日の夜ではなく、昼間のうちにおまじないをしてしまえば、
太陽と月もまだ「真正面から向かい合う」という関係には間があるし、冥王星とも
緊張感のある角度にはなっていません（ただ太陽と冥王星の90度は成り立っています。
こちらは、致し方ありませんね）。

それだけでいいの？と思われるかもしれません。当番は根がおおまかなので、
大雑把なことを言ってしまいますが、それだけです。不安な気持ちがなくなれば、
それでじゅうぶんなのです。ただし、当番よりも神経がこまやかで、当番よりも
占星術の知識や情報源を沢山お持ちの方は、当番が言うようなおおまかな対策では
不安が消えないかもしれません。もしも、どうしても不安が消えない場合は
思い切っておまじないを延期してください。今回をスキップしても、満月はまた
来月も来ます。再来月だって来ます。それに来月は牡牛座太陽と蠍座月という、
マネーに関わりの深いサインで起こる金運満月です。不安な気持ちで皆勤賞より、
休み休みでもラクな気持ちでおまじないをする方がずっといいです。

当番はですね、満月のおまじないや新月の願いごとのような、占星術的なタイミングを
利用する活動はプールに入るようなものだと思っているのですよ。体質と体力に合わせて
うまく使えば気持ちいいし、いい運動になるし、健康にだっていい。だけど、体調が
悪いときは水に入るのを控えますよね。体温も体力も奪われるし、溺れる危険もある。
もともと体や心が疲れやすい方、気分の浮き沈みが激しい方、そうでなくても、一時的に
体や心にダメージを受けている方は、満月のおまじないや新月の願いごとをする前に
一呼吸おいて自分に問診をしてみてほしいのです。ちょうどプールに入っていいかどうか
確かめるときと同じように。朝ごはんは食べられたか？満腹すぎたり空腹すぎたり
していないか？どこかが痛くはないか？気分が高ぶりすぎていたり、落ち込みすぎたり
していないか？ゆうべはよく眠れたか？いま眠たくはないか？もしも、プールに入るよりも
お布団に入っていたい、というような気分や体調の場合は、おまじないや願いごとも
延期した方がいいかもしれません。大丈夫ですか？であれば、続けましょう。

以下は恒例、おまじないの仕方です。常連さんは読み飛ばしてください。


１．お財布から「お金が出ていくことに関するもの」を全て一時的に抜いておく。


お金が出ていくことに関するもの」とは請求書・領収書・お店のレシート・
キャッシュカード・クレジットカード・スタンプやポイントを貯めるカード等です。
抜くか残すか迷ったら「増えて嬉しいものは残す。増えたら困るものは抜く」を基準に
決めてください。現金は「増えたら嬉しい」ですから残しておいてOKです。レシートは
「お金を使った証拠になるもの」ですよね。これが増える＝出費が増える、なので
これは「増えると困る」の方ですね。出しておきましょう。ついでにお財布の掃除、
領収書の整理なんかもしてしまうといいかもしれません。

（銀行の預金通帳を使ってのおまじないもできます。この場合は特に下準備は不要）

２．屋外へ出る
このおまじないには外気が必要です。空と自分の間に遮るものがない場所で
なるべく安全な場所を探してください。お財布や通帳を持って外へ出るので
防犯対策はしっかりと。夜におまじないをする方は特に気をつけてくださいね。
関東以南は花見どきでもあります。普段よりも浮かれた方や酔漢が多いです。
安全第一で、どうぞ。可能なら複数人で。ひとりで不安なら無理せず昼間に！

３．お財布の、お金の入るポケット部分を開いて外気にさらし、よく振る
お金の入るポケットの中に、満月へ向かっていく月の勢いを招き入れるようなつもりで
よく振ってください。通帳の場合はページとページの間に空気を挟み込むつもりで
指でパラパラパラーっとめくってください。

４．３でお財布を振りながら（あるいは通帳をぱらぱらしながら）
「今月も臨時収入が沢山入りました。お月様ありがとう」と声に出して唱える。
「すでに臨時収入があったもの、として完了形を使う」「声に出して唱える」
「臨時収入があったことに対して感謝の意を表す」この三つがポイントです。
これが押さえられていれば、言い回しなどは自分が言いやすいような形に
変えても大丈夫です。


それでは皆様、楽しい満月タイムをお過ごしくださいませ。