最近やたら目に付くこのCMを見る度に思い出す。
http://www.youtube.com/watch?v=v3h_IzkH2Yo
http://www.youtube.com/watch?v=Ag3cf0fgbIM&NR=1 

「僕にはよくわかんないけど…▲▲▲っていう選択肢はないんだ？

　そっか。それが、○○さんの自己表現の方法なんだね。
　いいと思うよ。僕にはそれは絶対できないけど。
　でも人によって、何が必要か、自己表現の方法は、いろいろとあると思う。

　それはやっていくうちに、どんどん変わっていくものだから。
　そうやって、いつか、自分を見つければいいんだと思う。

　というか、相変わらずそっち方面のアプローチなんだねー(・ω・；)

　■■を知っていて、▲▲▲の方も手を伸ばせたら最強になるのにね」

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「それを好きでもいいけど、もう、そういうのは卒業しなよ。
　どうせやるなら、▲▲▲の方が良いでしょ。向上したくない？　したいでしょ？

　ねえ、****いうやり方したらいいじゃん。この方が面白くない？　一般ウケするし。
　別に、今のがダメだって言ってるんじゃないんだよ？
　
　アナタなら出来るから言ってるんだよ。
　別にけなしてるわけじゃなくて、誉めてるんだよ？
　*****ってしたらいいじゃん、コレできたら絶対かっこいいし、ウケるから。
　ね、やってみなよ。私も見たいし。

　…ふうん、まあ、無理にとは言わない。好きなやり方すればいいと思うよ。

　でも、どうせ目指すなら、▲▲▲の方がいつまでも■■をやるよりいいでしょ」

昔、どちらも同じくらい私の身を案じてくれた人たちの言葉。


この２つの根底にある、大きな差。
目の前に見えている相手の姿が、事象か、人間か。

アプローチが問題なんじゃない。

誰が、どういう経験を経て、どういう場所にたどりつくか。
それを決めるのは、誰にもできないこと。

何かを選んでいないから、それが「幸せになろうとしていない」かなんて、絶対に誰にも決められない。

もし何かから目をそらし続けているならば、それが”その時点のその人を構成している”もの。
失敗も経験も、その人がたどるもの。

自分が通り過ぎてしまうと、つい口を出してしまいたくなる。
親心みたいなもんかな。
もっとくだけて言うと、「自分はこの化粧品でアレルギーが改善した！」みたいな喜びを、誰かに勧めたくなる感覚か（笑）

でもさ、この薬品が「私」に合ったからと言って、「あなた」の肌に合うとは限らないわけで。

選択肢を提示するのと、コントロールするのには、大きな大きな違いがあることを忘れてはいけない。
自分の今の行動は、どっちに寄っているか？
「素晴らしいもの」ばかりを見ようとし過ぎて、その足下を見忘れたら、大事なものを見落としちゃうよね。

「きれいはきたない。きたないはきれい」

私の大好きなシェークスピアの言葉。
世の中は矛盾に満ちているから面白くて、複雑に絡み合っているから、喜怒哀楽が活きてくる。
泥の底を這いずってようと、強欲にまみれてようと。
取るに足らない、もの凄く小さな悩みを真っっっ剣に悩んでいても。

だから人間って可愛い生き物だと思う。
そりゃ、中には絶対お近づきになりたくない人ってのもいるけどさ（笑）

きれいじゃなくてもいい。
やっぱ、ニュートラルがいい。