2018/02/19(月)12:09
世界遺産 ヴァチカン市国 サン・ピエトロ大聖堂 ミケランジェロのピエタ
【世界遺産】ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ」に再会したのは2017年10月14日の事
大聖堂に入ると、すぐ右にミケランジェロのピエタ像があります
1時間も並んだ割には、空いていて「ピエタ」を独り占め
きらりのわがまま『ヴァチカン旅日記』ピエタ
ピエタ Pieta ・・・とは?
イエス・キリストが磔刑に処され
十字架から降ろされた亡骸を
聖母マリアが腕に抱く
宗教画や彫刻のモチーフである。
「ピエタ」Pietaとは、
もともと「慈悲」と言う意味だそうで
そんな聖母マリアの慈悲深い彫刻で
一番、有名なのが
ここ「サン・ピエトロ大聖堂」に納められております。
世界にあちこちある「ピエタ」と区別する為に
ミケランジェロのピエタと呼ばれる
ミケランジェロ(1475年~1584年)の出世作であります
その世界で一番素晴らしいと思われる「ピエタ」は、
【世界遺産】ヴァチカンの「サン・ピエトロ大聖堂」に入ると
すぐに見つかります
実は、私。2度目なのですが・・・
ミケランジェロのピエタは、
おや
こんなに高い所に
エッ
ガラス張りだったかしら
全く、人間の記憶なんて~怪しいもの
朝の9時に「ヴァチカン美術館」の
ピナコテーク「絵画館」の入口でお会いしたピエタは
純白で手が届く場所にあったからでしょうか
勿論、絵画館のピエタは、リメイク版
何と言っても構図が素晴らしいですよね~
古典との調和とともに
ルネッサンス期を代表するこの構図は
典型的な三角形の構図で
聖母マリアの頭を頂点とし
キリストを抱きながらも調和し
全体として聖母マリアのドレスを
三角形の底辺に広げて台座に向って
いることから人々に心地よさを与えているのでしょう
しかし、成人男性であるキリストを膝に抱く
聖母マリアの膝の中に収めるという無理な姿勢で
バランスを調和させた事は、見事であります
キリストと聖母マリアの構図を
正確に計測するとキリストより
聖母マリアの方が背が高くなってしまうのだとか
ミケランジェロが、
自身で山に行き大きな大理石を探し出し
彫刻にひたすら取り組んだ「ピエタ」は、
ミケランジェロが6歳の時に母を亡くし
もっと母に抱かれたかった
と言う心の叫びと
永遠の愛を求めるミケランジェロの心が伝わります。
こんなに大きな子どもが居る母と思えぬ若さ
との批判がありますが・・・
何しろミケランジェロの母の記憶は、6歳の頃のまんま
だったからだと私は、勝手に思うのであります。
ピエタにぽち押してネ