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カテゴリ:美術館・博物館
カミーユ・ピサロは65歳。エラニーの家の近くで農村や森を背景に美しい裸婦像や浴女を16点も描いています。同時にパリの街並みも描いて晩年にも次々と新しいテーマに取り組む元気なおじいちゃん
メトロポリタン美術館・ピサロ Camille Pissarro French,Charlotte Amalie,Saint Thomas 1830-1903 Paris Bather in the Woods,1895 1893年、カミーユ・ピサロは・・・63歳 そろそろ老眼? いや〜ドライアイ? もしかすると「新印象派」で点描画法に打ち込んで 細かい点・点・点を描きすぎたのかもしれません 眼の病気が悪化眼科医から ほこりっぽい街には、出ないように! と忠告されたことから パリの「サン・ラザール駅』駅前の ホテルの部屋にこもって(ステイ・ホーム状態) 目の前に広がるパリの街を描いた。 ピサロの「都市シリーズ」が ホテルの一室で 高い位置から描かれた理由は、 眼の病気が元だったのですね 1894年6月、カミーユ・ピサロは・・・ 妻のジュリーと息子のフェリックスと共に「ベルギー旅行」へ 風車小屋、赤い屋根、砂丘などを描いた。しかし デュラン・リュエル(パトロン)からは、評価されず ピサロは、作品が売れないことを嘆いている その後エラニーの家で・・・1895年にかけて 裸婦と浴女の作品を16点描いたその中の1枚 Bather in the Woods,1895 Oil on canvas 『森の浴女』森の中の入浴女 1895年 ニューヨーク『メトロポリタン美術館』にて カミーユ・ピサロは・・・ 1884年から没年まで 北フランスの「エラニー」住みました この絵を描いたのは・・・65歳。 子どもは・・・8人でした。 ピサロは、セント・トーマス島で生まれ 自然が豊かな場所で育ちましたが 晩年には・・・ パリの活気溢れるモダンな景色に魅力を感じながらも 何気ない農村風景や農民の姿に強い愛着を覚え その落差を楽しみ その刺激にインスピレーションを得ていたのでしょう 『森の浴女』森の中の入浴女は・・・ 1893年夏、ピサロは 息子「リュシアン」へ手紙を書いた。 「裸の農婦の水浴場面を描くつもりだ」と綴っている。 しかし、 田舎の農村「エラニー」でモデルを見つけるのは 難しいと思っていたが・・・ 結局、その絵は1894年まで描かれず ピサロは・・・ 1896年まで、さまざまなテーマで制作を続けました。 エラニー の森の中で女性が・・・ 小さな流れに足を浸して いや〜入浴は、無理な水量です ピサロの自然主義的な傾向は、 女性を森の中で座らせ 彼女の背中には、 微妙な光の落下を捉えようとするピサロの試みです。 森の光景に彼女のポーズが配置され 右には、農婦の衣服がたたまれて置いてあります。 背景には、小さな滝が見えます。 そこで水浴して、ここで足をふいているのですね ピサロは、一連の 農民の女性ヌード入浴のテーマを1896年まで バリエーションを変えて16点を描きました。 森の美女にぽち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.28 00:10:08
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