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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

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2020.08.13
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​ルノワールが熱烈に敬愛してやまなかった「ティツィアーノ」の『ウルビーノのヴィーナス』のような裸婦を目指していたのですね〜スマイル


手書きハートピエール=オーギュスト・ルノワール手書きハート
​​Pierre-Auguste Renoir​​
1841年2月25日〜1919年12月3日(78歳没)

​Femme nue couchee(Gabrielle)​

Vers 1906

Huile sur toile

67.0cmx160cm

​『横たわる裸婦(ガブリエル)』​

1906年頃

油彩・カンヴァス

パリ『オランジュリー美術館』所蔵。


『横たわる裸婦』のモデルは・・・?


ジャン・ルノワール
(1894年〜1979年)の世話をするために

1894年にルノワール家に家政婦として入った


ガブリエル・ルナール(1878年〜1959年)である。

ガブリエルは・・・


乳母であり、


家事手伝いであり、


絵筆と絵具を準備してくれる助手でもあり、


されには、


1914年までルノワールのためにポーズをとっており


彼女をモデルに200点近い絵画が生まれることとなった。


ヴォラールが語るように


「ルノワールの料理女には、

『光をよく吸い込む肌を持っていること』

 が求められた」のである。


モデルは、身近にいて


家族の日常生活にも馴染んだ人物であったが


かといってそのことは、ルノワールが


19世紀にとりわけ「アングル」と「マネ」によって


一新された西欧絵画における偉大なテーマのひとつ、すなわち
​『オダリスク』​の変奏としての横たわる裸婦というテーマに


取り組む妨げにはなっていない。


ときおりエキゾチックな布や


バブーシェ (トルコ風スリッパ)を描きこんでいることを除くと


ルノワールは、


オリエンタリスムの作法に従うことなく


絵の場面をアトリエのなかに設定している。


とはいえ、それでもなお


オリエンタリスムの源泉を探りながら


官能的な曲線を見せている


しどけない裸体を実現しているのである。


こうした曲線は、


その後、『大きな裸婦』において


さらに強調されることになるのだが・・・

​​Grand nu ou Nu sur les coussins(1907)​​

Huile sur toile

70.0cmx155.0cm


​『大きな裸婦 あるいは ​クッションにもたれる裸婦』​​​

​1907年​

油彩・カンヴァス

​パリ『オルセー美術館』所蔵。​


腰の部分の描き直しの跡が上向き矢印それをよく物語っている。


2点の横長の大きな裸婦像に


近似した大きさの第3の裸婦像(個人蔵)を付け加えることもできるのだが


これらの作品は、明らかに、


ルノワールが熱烈に敬愛してやまなかった


ティツィアーノの

『ウルビーノのヴィーナス』に対するオマージュであるグッド




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最終更新日  2020.08.13 00:10:08
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