4479746 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「きらりの旅日記」

PR

カレンダー

プロフィール


ほしのきらり。

2020.10.30
XML
カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​私が今までで一番長い時間絵の前で釘付けになった作品「フォリー=ベルジェールのバー」マネは隅から隅まで丹念に描いたことに感動しましたスマイル残念ながら撮影禁止でちょっと残念です。


葉​​​エドゥアール・マネ の最晩年の作品葉​​​



ロンドン「サムセット・ハウス」にて


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート
エドゥアール・マネ 

Edouard Manet

1832年1月23日〜1883年4月30日(51歳没)

19世紀フランスの写実主義の画家。

印象派の指導者的な存在「近代絵画の父」


最晩年の大作『フォリー=ベルジェールのバー』​​

Le bar aux Folies-bergere(1881-1882)

油彩・カンヴァス 96.0cmx130.0cm

ロンドン『コートールド美術館』所蔵。

『コートールド美術館』は、SOMERSET HOUSEのなかにありましたグッド


マネは、1880年頃から、16歳の時にブラジルで感染した

梅毒の症状が悪化し、左脚の壊疽が進んできた。


医師から、田舎での静養を指示され


1880年晴れ夏、パリ郊外「ベルビュー」に滞在した。


マネは、暇を紛らわすため友人たちや、


お気に入りのモデル「イザベル・モニエ」


(1857年〜1926年)に多く手紙を送っているeメール


晩年の2年間は、病気のため


大きな油彩画を制作することが難しくなり


パステル画を数多く描いている。


1881年のサロンに、


『アンリ・ロシュフォールの肖像』を含む


肖像画を2点出展し、銀メダルを獲得した。


これによって、以後サロンには無審査で出品できることになった。


この年の晴れ夏は、ヴェルサイユで療養した。


家庭付きの家を借りて、


庭で明るい色彩や


躍動感のあるタッチを用いて


光の変化を捉えた作品は、


印象主義に近づいている。


葉11月、親友アントナン・プルーストが


レオン・ガンベタ内閣の美術大臣に任命されると


その働きかけにより、


マネは、同年12月末雪レジンドル勲章を受章。


左脚の痛みに耐えながら


1881年雪​​​冬から1882年にかけて


マネは、生涯最後の大作となる


​『フォリー=ベルジェールのバー』​の制作に取りかかった。


そしてそれは、文字通り、マネの画業の集大成となった。


パリ随一の人気を誇るカフェ・コンセール


「フォリー=ベルジェール」を舞台に


繰り広げられる・・・歓喜の一夜。


マネが作品の“主役”に据えたのは、


舞台でスポットライトを浴びる踊り子や女優、


享楽に身を委ねるブルジョワたちではなく


ひとりの給仕娘だった。


病を得てもなお、光を含んだ筆のタッチは冴え渡り


まるでスナップ写真のように、


都会の夜の瞬間を捉えている。


この作品は、翌年のサロンに出品され、大絶賛された。


そしてまた、サロンにこだわり続けたマネの最後の作品となった。



手書きハート​このモデルは・・・?​

​​​

すでにこの頃、かなり衰弱していたマネは、


現場で描いたスケッチをもとに


そのほとんどをアトリエで制作した。


モデルは、実際にこのカフェ・コンセールで働いていた


「シュゾン」という娘。​


マネは、アトリエに急遽しつらえた


バー・カウンターに彼女を立たせ、制作を進めた。


手書きハート​​画面の後ろに大きな鏡!​​



娘の背後の大きな鏡には、


店の内部の光景が映し出されている。しかし、


右端に描かれた鏡像の娘と


男性客の位置関係は、明らかに不自然だ!


正面を向いた娘が見つめるのは男性客か?


あるいは我々、鑑賞者なのかー。


幻惑させられた鑑賞者は、


マネの巧みな仕掛けによって画面に引き込まれる。


手書きハート​​空中ブランコ乗りの足だけが!​​


画面、左上には、演技途中のブランコ乗りの


緑の靴を履いた足だけが描かれている。


しかし、シャンデリアのまばゆい光の中の観客は、


誰ひとりとして気にとめる様子はない。


マネは、ここにも、中・上層市民と労働者階級を分かつ


超え難い厚い壁を描き出しているかのようである。


手書きハート​​バーの静物画に釘付け!​​!


大理石のバーカウンターに置かれた


酒瓶やオレンジ、ガラス瓶に挿されたバラの花は、


それぞれの色彩が響き合い、この作品の魅力を一層


高めることに成功している。


とくに給仕娘の制服の深い紫と


オレンジのコントラストは見事で


賑やかな世界から隔絶された娘の孤独感が際立つ。

​​​​​
手書きハート​鏡のなかに描かれた人々​​


マネ自身が属したブルジョワ階級の人々が、


鏡の中のはかない陽炎のように描かれている。


マネは、そうした人々を描くため


友人に協力を依頼した。


黄色い手袋をはめた女性は、

メリー・ローラン(1849年〜1900年)

1876年、アトリエで開かれた

マネの個展で出会った高級娼婦。


その後ろのボックス席の女性は、

女優:ジャンヌ・ドマシーがモデル。


作品のモデル「シュゾン」をマネに紹介した

戦争画家:アンリ・デュプレ

左側ボックス席に姿を見せている。


手書きハート​​マネのサインを見つけて感動!​​


バー・カウンターに並ぶ酒瓶は、


ラベルの文字まで読めるよう〜忠実に描かれている。


クレーム・ド・マントや


赤の三角形がラベルに印刷された


バス・シャリントン・ビール。


なかでも瓶のネックに金紙を巻いた


シャンペンの描写は素晴らしい!


左端の酒瓶のラベルには ​Manet 1882​


と、マネのサインが書き込まれている。


こうした洒落っ気は、マネの魅力のひとつでもある。


手書きハート​批評家を困惑させた謎!​​


この絵は、発表直後から多くの批評家を困惑させた。


鏡の位置の不確かさ!


バーメイドの後ろ姿が右へずれていること!


バーメイドが対応している紳士が手前には存在しないこと!


カウンターに置かれた瓶の数に相違があること!


などなどだが、


2000年に復元された劇場で撮影された写真により


​この絵が不自然ではないことが判明している。​


バーメイトは、紳士と向き合っておらず


紳士は、画面の左側にいるために描かれていないグッド


鑑賞者は、バーメイドの正面でなく


少し離れた右側に立っている。


したがってバーメイドは、少し左を向いているグッド


1883年、初め・・・


マネの体力が目に見えて衰え


ベッドから起き上がれなくなった。


4月20日、壊疽が進行した左脚を切断する手術を受けた。


しかし、経過は悪く、高熱に浮かされた末、


4月30日(51歳)に亡くなった。


マネは、死の直前まで・・・


アカデミーのカバネルへの敵意にとりつかれており


アレクサンドル・カバネル
1823年9月28日〜1889年1月23日(65歳没)

​​​​​​​​​​病床で「あの男は健康なのに」​​​と呻いていたという。​


マネの葬儀は、5月3日に行われ


ありとあらゆるグループに属する画家たちが出席した。


悲しみに沈んだドガは・・・


パッシーの墓地まで葬列に加わったが、そのとき


​「われわれが考えた以上に、彼は偉大だった」​


と語ったという。


マネは、51歳でこの世を去った。


画家として活躍した期間は、わずか20年で


その間、才能ある芸術家としての側面よりも


物議をかもす人物という


イメージの方がクローズアップされた。


しかし、死とともに悪評は消え去った。


そして栄光がじわじわと、姿をあらわし始めたのである。


​マネの死後翌年には・・・​


1884年初頭、エコール・デ・ボザール(国立美術学校)で『マネ遺作展』


116点の油彩に加えて版画など計200点を集めた遺作展は大成功!!


1889年『パリ万国博覧会』に際して「フランス美術100年」展


マネの油彩画14点が展示された。


さらにモネの音頭取りで未亡人:シュザンヌのもとにあった


『オランピア』​​

募金によって買い入れ、国に寄贈する運動が起きた。


1894年『バルコニー』などが​​


国のコレクションに受け入れられた。


1906年、近代美術の大収集家:モロー=ネラトンから


ルーヴルへの寄贈があり、その中には

『草上の昼食』ほか5点が含まれていた。


1828年、イギリスの実業家:サミュエル・コートールドが​

​​​
​​​晩年の大作『フォリー=ベルジェールのバー』


購入した時には、価格はすでに1万ポンド(200万ドル)


2億円前後という当時としては、破格の値段になっていた。


1932年、パリで「生誕100年の記念展覧会」が開かれ


​近代美術史におけるマネの地位は完全に確立したのである。​

​​​

(資料:ウィキペディアさまより)

(資料:東京美術マネ生涯と作品高橋明也さま著書より)
(資料:Manet Jai fait ce que jai vu.フランソワーズ・カシャン氏著)

(写真撮影:ほしのきらり)


マネにおとめ座ぽち右矢印にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ




​​​​​​​​






最終更新日  2020.10.30 00:10:08
コメント(0) | コメントを書く



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.