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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.01.16
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​ファン・ゴッホのアルル時代に描かれた「ルーラン夫人の肖像画」を6点も描いています。母親の愛情を求めたフィンセントの理想の母親とは涙ぽろり


花​子守唄・ルーラン夫人の肖像​​花


ニューヨーク『メトロポリタン美術館』所蔵


 花  花  花  花  花  花
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ
​Vincwnt Willem van Gogh​

1853年3月30日〜1890年7月29日(37歳没)


ファン・ゴッホがこのモティーフを描いたのは・・・


36歳頃で、亡くなる前年の作品です。


アメリカ合衆国『ボストン美術館』所蔵



ゴッホ『ルーラン夫人の肖像画』は6点あるそうです。


アメリカ・ニューヨーク州『メトロポリタン美術館』


オランダ・オッテルロー『クレラー・ミュラー美術館』


アメリカ・マサチューセッツ州『ボストン美術館』


オランダ・アムステルダム『ゴッホ美術館』


アメリカ・イリノイ州『シカゴ美術館』


おっと〜あと1点はどこに?もしかして!?

『ルーラン夫人と赤ん坊』1888年11月〜12月​

油彩・カンヴァス 63.5cmx51.0cm

アメリカ・ニューヨーク州「メトロポリタン美術館」所蔵。

ペンシルベニア州「フィラデルフィア美術館」にもありますが

92.0cmx73.5cm


母親と母性という主題は、


ゴッホをはじめ19世紀の画家にとって


とりわけ重要な意味を持っていた。


ゴッホの好きな画家や作家の多くも


このテーマを作品の中心に据えている。


当時、伝統的な家庭構造や社会構造は、


産業化と都市化の波によって変革を迫られていた。


ここでもゴッホは、家庭的な親愛の情と


厳かな宗教性を融合させている。


オランダ『クレラー・ミュラー美術館』所蔵

『子守唄(ルーラン夫人の肖像)』1889年3月​

油彩・カンヴァス 92.0cmx72.5cm

オランダ・オッテルロー「クレラー・ミュラー美術館」所蔵。


ファン・ゴッホは、友人の

郵便配達人ジョセフ・ルーランの妻である


オーガスティーヌ・ルーラン夫人の肖像画を6点制作しました。


この作品で、彼女は​母親の象徴​として描かれています。


彼女は、手にしている紐でゆりかごを揺らし、


絵の中では、画面上で見えないゆりかごには、


生まれたばかりの娘:マルセラが寝かされているのです。


ゆりかごを揺らし子をあやす母親というテーマは、


「船乗りたち、人の子であり

 殉教者である船乗りたちは、

 その船室にあった(・・・)

 波のうねりに

 ゆりかごの中にいた遥か昔と、

 ゆりかごの中で聞いた子守唄を

 思い出すだろうか」


というシーンをこの絵に重ねようとしました。


実は、ファン・ゴッホは・・・


自分の描いたひまわりの絵を2点、


この絵の左右に配置して飾るつもりでした。

​ ​​ ​

船室に絵が飾られるように、


この3枚の絵が家を遠く離れた


船乗りのために飾られ、


彼らを慰めることを想像したのです。


「この3枚をこういう配置、

 子守唄を真ん中にして

 ひまわりを左右にして並べ、

 三枚組み絵になる。

 すると左右の黄色い二枚が

 真ん中の黄色とオレンジの頭を

 もっと際立たせる結果になる。」


フィンセント・ファン・ゴッホは・・・


風景画や静物画よりも肖像画に特に力を入れていました。


「現代的な肖像画」については、


1890年6月になってこう書いています。


「僕が天使のように感じるのは、

 他のどんなモティーフにもまして、

 肖像画、現代的な肖像画を描くことなんだ。

(・・・)君にも分かるように、

 僕にそれが上手くできているとは言わないが

 とにかく試してはいる。

 これから百年も経って、

 その頃生きている人たちが

 僕の肖像画を見て何かの天啓を得られる

 そんな肖像画を描きたいと思う。

 だから、写真のように

 人物をそっくりそのまま似せて描くんじゃなく

 僕たちの絵画技法と色についての

 現代的な感覚を使って、

 情熱的に人を表現したいんだ。」

(参考資料:マイケル・ハワード著、VAN GOGHより)
(参考資料:クレラー・ミュラー美術館日本語版より)
(写真撮影:ほしのきらり。)

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最終更新日  2021.01.16 00:10:09
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