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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.01.25
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​ファン・ゴッホが一番情熱を感じるのは肖像画であると晩年の手紙に記しています。その情熱の成果とは・・・スマイル

花​​ゴッホが描いた友人の肖像画​​花



『アルルの女(​​ジヌー夫人、手袋と傘)​​1888年​

油彩 カンヴァス 

アルル時代 92.5cmx73.5cm

パリ「オルセー美術館」所蔵。


アルル時代にゴッホが通ったカフェ


「カフェ・ド・ラ・ガール」のオーナー


ジョセフ・ミシェルジヌーの


妻:マリー・ジヌー(1848年6月8日〜1911年8月2日)


を描いた複数の作品の中で第1バージョンである。


 花  花  花  花  花  花
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ
​Vincent Willem van Gogh​

1853年3月30日〜1890年7月29日(37歳没)

ファン・ゴッホは・・・


​「最も情熱を感じるのは肖像画だ」​


とその晩年の手紙に記し、


『医師ガシェの肖像』に関して

​「僕は、1世紀の人々に幻影のように見える肖像画を描きたい」​


と述べている。


『アルルの女(ジヌー夫人)』は・・・

『アルルの女』ジヌー夫人 1890年​

油彩 カンヴァス 65.0cmx49.0cm

オッテルロー「クレラー・ミュラー美術館」所蔵。


ゴーギャンのデッサンをもとに描いた油彩画で、

『カフェ』原画のデッサンにはない2冊の本、


ディゲンズのクリスマスの物語と


ビーチャー・ストウの「アンクル・トムの小屋」を描き込んだ。


ガシェ家に伝わるパレットは、


ファン・ゴッホが


『ピアノを弾くマグリート・ガシェ』

を描いた時に使ったものと言われている。


ガシェ・・・と言えば、

『医師ガシェの肖像』1890年​

油彩・カンヴァス 68.0cmx57.0cm

パリ「オルセー美術館」所蔵。


ゴッホは、謎めいたガシェ医師・・・


ゴッホ自身と同様に鬱症状に悩まされる人物・・・


と親しくなり、心臓を患うガシェ医師が


他人を癒すことを仕事としているのに


自分を癒すことのできないという


アイロニーに驚きを覚える。


画中で医師が手に持つジギタリスは


古くから心疾患の治療に使われてきた。


医師のポーズや眉間のしわ、


構図を占める青い色彩にガシェのメランコリーが現れている。


絵の陰鬱なムードを高める壁紙には


一筋の波打つようなラインが横に走り、


周囲に波及する医師の病いの本質を示している。


『ピアノを弾くマルグリット・ガシェ』1890年​6月

油彩・カンヴァス 102.5cmx50.0cm

スイス「バーゼル美術館」所蔵。​


おそらくトゥルーズ=ロートレックの絵が着想源となった作品。


縦長のカンヴァスには、1890年代が


アール・ヌーヴォーの時代だったことを思わせる。


ピアノを弾くガシェ医師の娘を描くことで、


ゴッホは、カンヴァスを


目で楽しむ音楽に見立てているのだろう音符


本作は、対象を描写することを意図した絵ではなく、


見る者の感情を刺激することを目的とした絵画である。


赤い地色に緑の力強い短棒タッチを散りばめた床は、


補色同士が反転して、


緑の地色に赤い水玉模様の入った背景となり、


ピアノの角張った形が


マルグリット・ガシェ自身の流れるような


フォルムと対照を成している。


​『アルルの女(ジヌー夫人)』​1888年又は1889年

油彩 目の粗いジュート布

アルル時代 91.4cmx73.7cm


ニューヨーク「メトロポリタン美術館」所蔵。


ゴッホが足しげく通ったアルルのカフェ


ラマルティーヌ広場の「カフェ・ド・ラ・ガール」の女主人


マリー・ジヌー。


黒く長い髪を伸ばした彼女は、


地元の衣装を身につけており、


ゴッホとゴーギャンは、


彼女を伝統的な「アルルの女性」とみなしていた。


色彩と輪郭の独特な表現よりもむしろ


ジヌーの温かみのある表情が印象的である。


ゴッホの没後、1895年に


画商:ヴォラールの手にわたるまで、


ジヌーは、ゴッホからプレゼントされた


この作品を手元に置いていたお気に入りですオーケー


『恋する人(ミリエ少尉の肖像』1888年​

アルル時代 油彩 カンヴァス 60,3cmx49.5cm

オランダ「クレラー・ミュラー美術館」所蔵。


フランス軍のアルジェリア人を中心に構成された歩兵隊


いわゆる「ズアーヴ兵」の少尉だったミリエは、


フランス領インドシナへの派遣の後に、


アルルの兵舎に入った。


絵を嗜んだ少尉とゴッホは、


共に飲み明かす中でもあった。


女性に奥手であったゴッホは、


愛らしくも時には、


羽目を外しがちなミリエを気に入っていた。


ゴッホが「恋人の典型」としてミリエを描き出したのが


本作であり、右上に描かれた星月星と月は、


ミリエの部隊の紋章である。


(参考資料:小学館、100%FanGoghより)
(参考資料:朝日新聞出版ゴッホへの招待より)
(参考資料:マイケル・ハワード著、VAN GOGHより)
(写真撮影:ほしのきらり。)

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最終更新日  2021.01.25 00:10:07
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