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カテゴリ:美術館・博物館
ゴーギャンの死後に小屋に残されたゴーギャンの遺作の一つ「母性」です。抱っこしているのはゴーギャンの子どもかしら
母性(1) 『母性(1)』1899年 油彩 94.0cmx72.0cm 【第二次タヒチ時代】 サンクトペテルブルク「エルミタージュ美術館」所蔵。 (母性は、3作制作されました) ポール・ゴーギャン(ゴーガン ) Paul Gauguin 1848年6月7日〜1903年5月8日(54歳没) 従来この作品の制作年代を1896年とする説があったが、 その説には根拠がない、 とゴーギャン全作品カタログを作った ウィルデンスタインはいっている。 ゴーギャンの死後、 小屋に残された遺作の一つである。 ペパーテで競売された際、 海軍士官が150フランという安値でせり落とした。 三人の女の描き方の「古典的」な性質は、 一見して明らかである。 静けさともにメンタルな装飾性がみごとに調和している 横坐りになって赤ん坊に乳を含ませている 若い母親(パフラをモデルにしているのだろう)と、 彼女を守るように現れた二人の女性とが 形づくる見えない三角形が、 画面全体の秩序と諧調の中心となっている。 左の娘の右腕や左手のマンゴーの実は、 この種の母性愛を描く主題に出てくる豊饒の象徴であり、 中央の娘が手にする花は、 美しさの象徴でると思われる。 その点で、 ゴーギャンはヨーロッパ絵画の伝統的な描法にのっとりながら これを彼自身のものに完成にかみ砕いている。 (参考資料:中央公論社GAUGUINより) (写真撮影:ほしのきらり。) ゴーガンにぽち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.02.28 00:10:09
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