000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「きらりの旅日記」

PR

X

カレンダー

プロフィール


ほしのきらり。

2021.04.23
XML
カテゴリ:美術館・博物館
​​​​マティスは「素朴」を求めてモロッコへ旅します。ゴーギャンが求めた「素朴」はタヒチで個性を発揮スマイルこれは当時のフランス植民地政策に関係が?

赤ハート​​​モロッコ人たち​赤ハート


Henri Matisse

The Moroccans 1915-1916


アンリ・マティス
​Henri Matisse​

1869年12月31日〜1954年11月3日(84歳没)

Henri Matisse

Periwinkles/Moroccan Garden 1912

『ツルニチニチソウ・モロッコの庭』1912年​

​(タンジュールにて)​


Oil,pencil,and charcoal on canvas

ニューヨーク「近代美術館」MOMA所蔵。


1912年(43歳)​2度のモロッコ滞在。


1月〜4月、および9月〜翌年の2月にわたって


モロッコのタンジュールに滞在し、制作を行うパレット


モロッコは、仏独間の植民地争いの焦点であったが、


丁度マティスが滞在していた1912年の3月、


フェズ条約でフランスの保護領になったグッド


パレット滞在中の作品に描かれるのは、


静物のほか、


民族衣装をまとった現地の男女や風俗など、


植民地主義が展開する現実の歴史からは切り離された。


Henri Matisse

『モロッコの女(立てるゾラ)』1912年​  


西欧が思い描く「素朴」で、


エキゾチックな興趣にあふれた


オリエンタリズムを引き継ぐ主題である。


モロッコのみずみずしい光の中で色彩はより澄明になり


対象の捉え方は時に抽象度を増しているグッド


Henri Matisse

『グリーンの衣装のモロッコ人』1912年​​


この頃、パリの画壇にはキュビスムが登場し、


1912年には、イタリアの未来派もパリで展覧会を行った。


同じ年、キュビスムを支持する批評家:アンドレ・サルモンは、


マティスを「二流の趣味」と呼びほえー


「彼の色彩への愛は女性用服飾品への愛に等しい」


とその著書に記した。

モロッコを描いた作品は好評だったが、


2度目の旅行からフランスへ戻ったマティスは、


それまでの明るい色彩や


豊かな模様を伴う作品とは異なった方向へと制作を展開する。

Henri Matisse
​​『モロッコのカフェ』​1913年(ムーア人のカフェ)

​​​

マティスは、2度目のモロッコ滞在で、


フォーヴの仲間であった


ジャル・カモアンと合流しており、


マルケやヴァン・ドンゲンも前後して同地を訪れている。


​画家たちのモロッコへの関心は・・・​


北アフリカにおける


西欧の植民地主義の展開を背景にした


​19世紀のオリエンタリズムの流行​の中で高まった。


​20世紀の画家たちの北アフリカへの旅行​も、基本的に


こうしたオリエンタリズムのまなざしに方向付けられている。


マティスは、モロッコの風景が、


19世紀にいち早くモロッコに赴いた、


ドラクロワの絵のようだったと語っている。


一方で、20世紀の画家たちが、


北アフリカにこれまで以上に求めたのは、


その光や色彩だった。


マティスの一年後、パウル・クレーが、チュニジアで


色彩を見出したという逸話が神話だとしても、


自身の色彩に対する関心を彼の地で深めたことは確かである。

​​​

Henri Matisse
『モロッコ人たち』​1915年〜​1916年​

油彩 カンヴァス 181.3cmx279.4cm

ニューヨーク「近代美術館」MOMA所蔵。


1912年〜1913年のモロッコ旅行をもとにした主題だが、


色調はモロッコ滞在時の作品とは大きく異なり、


光は黒の色彩に置き換えられ、


画面も大胆に抽象化され、


度重なる描き直しや掻き落としの痕跡も認められる。


左手下には・・・


メロンと緑の葉が描き加えられ、


その上部には・・・


聖人廟(マラブ)の建物が、


そして大きく単純化された男たちの座る


カフェの光景は右手に示されている。


(参考資料:東京美術もっと知りたいマティスより)
(写真撮影:ほしのきらり。)

マティスにおとめ座ぽち右矢印にほんブログ村 旅行ブログ 世界遺産へ









最終更新日  2021.04.23 00:10:09
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.