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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

2021.05.10
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​アンリ・マティスは、一つのテーマを繰り返し描き、そのヴァリエーションは全く異なったリズムで制作されていますスマイル

赤ハート​​​繰り返し描かれれたデッサン​​​赤ハート

Henry Matisse

Reclining Nude,1923-1925


アンリ・マティス
​Henri Matisse​

1869年12月31日〜1954年11月3日(84歳没)


1941年から1942年にかけて制作されたデッサン160点を収め、


ルイ・アラゴンの序文「フランスにおけるマティス」を付した


このデッサン集で、マティスは・・・


​デッサンにおける

制作プロセスのあり方と

ヴァリエーションの意味を明確にする。​



女性モデルや静物などを対象に、


木炭で、いわば暗闇の中で手探りをするように


長い時間をかけて対象を捉え、


描き直しや修正を繰り返して練り上げられた跡を止める


AからPの17(Nは2種類)の「テーマ」は、


ペンや鉛筆などの純粋な線を主体とする、素早い


一切修正の跡のない、


自発的なリズムに突き動かされて刻々と変化する


3〜19点の「ヴァリエーション」によって展開される。


「テーマ」と「ヴァリエーション」は、


全く異なったリズムで制作され、


一つのテーマに基づくヴァリエーションは、


全体で一つのシークエンスをなす。



画家が、対象から引き出した


感覚や感情を展開する制作行為の、


変化と持続の相そのものが作品をなしており、


最後のものが「到達点」ではない。


マティスの制作行為を突き動かしていた情動が尽きた時、


そのシークエンスは終わるのである。


「突然。画家の中で追い求めていたものが

 表現されたと感じられると、

 躍動は断たれる。

 ・・・シリーズは終わる」。


それはマティスの言葉を借りれば「感覚の映画」であり、


当時の助手であったリディア・デレクトルスカヤは、


集中して半ば無意識にバリエーションを展開するマティスを


「トランス」状態といった言葉で表現している。


画家にとってこのデッサン集は、


「50年に及ぶ努力の果ての開花」を示すものであった。



(参考資料:東京美術もっと知りたいマティスより)
(写真撮影:ほしのきらり。)

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最終更新日  2021.05.10 00:10:08
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