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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.10.15
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​ダリが活躍した頃は、どんな時代だったのでしょうか?ダリに対する私たちのイメージってどうかしら!?

​​Salvador Dali(25歳の頃の代表作)
Great Masterbator ,1929


​​​​サルバドール・ダリ
​Salvador Dali​

「ダリの自画像」

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

スペイン、カタルーニヤ地方フィゲーラス出身の画家。

シュルレアリスムの代表的な作家。


​ダリが活躍した20世紀初頭は・・・​​

美術の潮流が、

大きくうねりを帯びた時期であったほえー


目の前の現実をそのまま写し取る

絵画の伝統的価値観が揺らぎ、

芸術における既存の秩序を否定NG


破壊しようとした「ダダ」がおこった。

さらにその思潮を受け継ぐかた地で、

内面の世界や目に見えない存在を

描き出そうとする​「シュルレアリスム」​が誕生したグッド


ダリは、シュルレアリスムの体現者として、

自身の内面を爆弾爆発的に発露させていくことになる。


しかし、彼のそうした内面の表現は・・・

露出狂的な言動や、

奇怪なパフォーマンスとなって表れ、

人々を大いに惑わセルことになった。


誇張と虚飾に満ちた自伝や評伝もまた、

その困惑に一役買っている。


​「天才を演じよ、されば天才になる」​

という彼の​有名な言葉からもわかるように、

ダリは、狂人を装うこと、

あるいは世間から狂者と思われることで、

天才の偶像を作り上げようとした。


作品を難解な言葉で語ったり、

特異な芸術論で演出がかった講演を

行ったりしたのもそのためである。


ダリの実像は・・・

ますます撹乱され、

真実は派手な外見と

過激な言動の陰に隠されていった。


そしてこのことは、

後世におけるダリの画家としての

正当な評価を遅らせる要因ともなってしまった​​​​​​​ショック


今日では・・・

ダリ流のパフォーマンスは、

芸術表現のひとつとして確立されている。


そう考えると、

結果的に彼のふるまいは、

「パフォーマンス」や「ハプニング」といった

芸術分野の先駆けになったと言えるだろう。


ダリの評価は、

21世紀になって、

ようやく正当に行われるようになったが、

むしろ時代の感覚に

追いついてきたのかもしれない。


さて、

​素顔のダリは実は真面目で・・・​

実直で、

繊細な人だったスマイル


作品に描かれているのも、

彼の個人的な記憶や願望、

強迫観念や、

愛や、

憎しみなどを、

心に宿ったイメージそのままに、

純粋すぎるほどの筆で

再現したものばかりである。


​一般にダリの絵が「難しい」と評価されるのは、​

誰も知りえない

彼のパーソナルなイメージが、

作品をかたち作っているためだろう。


​​​一方、ダリが見せる世界は・・・​​​

​不思議と誰もが夢で見たことのあるような親しさがあり、​

普遍的で、

共感できるようなところも多い。


​このギャップこそがダリの最大の魅力なのだと思う。​

人には言えない過去のトラウマや、

コンプレックスでさえ、

時にユーモラスに、

時に辛辣にさらけ出してしまう。


だからこそダリの作品は、

鑑賞する私たちの心にまで入り込み、

​『記憶の固執』​となって、

強く本能に訴えてくるだけのパワーを持ち得たのだ。


サルバドール・ダリの作品をもっと理解するべく

ブログを進めてまいりましょう〜スマイル


(参考資料:東京美術、もっと知りたいサルバドール・ダリより)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2021.10.15 00:10:09
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