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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

カテゴリ

2021.10.20
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​小さな王様「ダリ」は、10歳年上の人妻「ガラ」と会った途端に恋に落ちてしまいますダブルハート危険な恋の始まりです。

手書きハートダリ』恋に落ちる​​!!手書きハート

​​Salvador Dali(25歳)
Great Masterbator ,1929

El gran masturbador,1929


 ​だいじいしゃ​
​『大自慰者』1929年​

油彩 カンヴァス 110.0cmx150.0cm

スペイン「国立ソフィア王妃芸術センター」所蔵。


画面全体を占める巨大な顔は上向き矢印

『記憶の固執』でも登場するダリの内面の自画像。


顔の鼻から下、口元にあたる部分には、

大きなイナゴがとまっているが、

その腹部には蟻がたかり、すでに腐敗している。


ダリは、イナゴ恐怖症であり、

不愉快で恐ろしく嫌悪すべき存在として描いた。


右上には男の下半身が描かれ、

その股間に向かって女が顔を寄せている。

この作品は、

ガラと出会ったばかりの頃に制作されたもので、

ここにはダリの性に対する強い欲望と期待、

それに反する恐怖心と葛藤が表現されている。

​​​​サルバドール・ダリ
​Salvador Dali​

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

スペイン、カタルーニヤ地方フィゲーラス出身。

シュルレアリスムの代表的な画家・彫刻家・作家。


仕事に疲れ果て、故郷カダケスへと戻ったダリ。

そこに、

フランスの詩人:ポール・エリュアルと

その妻:ガラが、訪れたのである。


ダリは出会うなりガラに心を奪われどきどきハート

彼女もまたダブルハート

ダリが控えめに記した表現を借りるならば・・・

​「私のことを天才だと考えていた」​ようである。


のちにダリはこう記している。

「クレウス岬の岩の間を散策しながら、

 危険極まりない岩々のてっぺんに、

​ 私は情け容赦なくガラを立たせた。

 地上は、遥か下にある。

 頂上を目指してよじ登る時、

 とりわけ、『ワシ』と名づけた

 巨大なピンクの花崗岩塊

 (それは、両翼を広げたワシのような

  姿で奈落に張り出していた)

 の頂上に立った時、私の心の中は、

 明らかな犯罪的意図が潜んでいた。

 その岩の絶頂で、

 あるゲームを思いついた私は、

 それにガラを付き合わせたのだ。

 そのゲームではまず、

 大きな花崗岩のカタマリを押し転がす。

 そしてそのカタマリが、

 岩棚を滑って虚空へと吸い込まれ

 下方の岩々に当たって砕け散るまで、

 あるいは海の深くに姿を消してしまうまで、

 その一部始終をひたすらじっと眺めるのである」


二人の恋はダブルハート

まるでシュルレアリスムの劇のように展開した。


ダリがデートのために用意したファッションは、


​かなり奇抜なものだった・・・びっくり


切り裂かれたシルクのシャツと、

水泳パンツに身を包み、

首には真珠のネックレス。

​体には膠(にかわ)

ヤギの堆肥を混ぜたものを塗りたくり、​


ワキの下は血と青色染料で色を付けて完成!!


しかし、

いざガラと会う段になって、

すっかり涙ぽろり自信をなくしたダリは、

素早く体を洗い、

もっと控えめな格好にしたそうだ。


アルプスおろしの北風が吹きすさぶ中、

ワシ岩を見せるため、

ダリは、ガラを連れてクレウス岬を歩いていった歩く人ダッシュ歩く人ダッシュ


後年、ダリは交際相手のアマンダ・リアに対し、

「王妃のように宝石をまとって

 着飾ったガラを見るのが、

 私は大好きだ」

と話していたという。

運命的な出会いからほどなくして、

ガラは夫と幼い娘を残し、

ダリのもとに留まる。

ダリより10歳年上だった彼女は、

高圧的な母親のようにダリの面倒を見た。


ふたりが出会ったばかりの頃、

彼女はこう告げている。

​「私の坊や!私たちはもう離れられないわ!」​


子どもに戻ったダリは・・・

1ペニーも持たずに生涯を過ごし、

ガラは全ての金を手にした賞金


ダリが彼女に調子を合わせて合わせて楽しんでいることは、

明らかだった。

「ダリは小切手を受け取ると、すぐにガラに渡し、

 彼女はそれをさっとハンドバッグに入れた」

と、リアが回想している通りに。

ガラは、

美術作品や著作のプロモーションを行ってパトロンを確保し、

売上と展覧会を取りまとめ、

ダリ帝国拡張の主導権を握ったぐー


ダリは、しばしば作品に、

「ガラ・サルバドール・ダリ」とサインするようにもなる。


ガラの支配的なやり方は、周囲の反発を買った。

美術史家:ジョン・リチャードソンも、

ほとんどの人は、

「(ガラを)知るということが、

 彼女を嫌いになることと同じだということに、

 きっと異論を持たないであろう」

と書いている。


しかしガラが管理者だとすれば、ダリは君主であった。

ダリ曰く、

激しい雨を浴びながら

車のタイヤを付け替えるガラを、

彼は車中から眺めるだけだった。

のちにこの出来事についてリアと話したダリは、

​「私は根っからのブタ野郎だね」​

と語ったという。


(参考文献:芸術家たちの素顔・This is Daliより)
(写真撮影:ほしのきらり)




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最終更新日  2021.10.20 00:10:09
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