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「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

2021.10.21
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カテゴリ:美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​一度見たら忘れられないダリの絵「柔らかい時計」です〜荒野でどうして時計がふにゃふにゃになっているのでしょうね〜理解不能!?

​​時計ふにゃふにゃ時計が告げるのは・・・時計

Salvador Dali(27歳)

The Persistence of Mamory,1931

La persistencia de la memoria,1931

『記憶の固執』​(柔らかい時計)1931年

oil on canvas  24.0cmx33.0cm

「ニューヨーク近代美術館」MOMA所蔵。

​​​​​
サルバドール・ダリ 
​Salvador Dali​

1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没)

スペイン、カタルーニヤ地方フィゲーラス出身。

シュルレアリスムの代表的な画家・彫刻家・作家。


ダリが​『記憶の固執』​を描く間上向き矢印

ガラは、ビデオ 映画に出かけていた。


彼女が帰宅するなり、

ダリは椅子に座って目目を閉じるようにと指示する!!


もったいぶったカウントダウンの後、

目を開けるようにと告げられ、

キャンヴァスを見たガラ。


一目見るなり、

彼女はこう評価を下した。

「この絵を一度見れば、

 誰もが二度と忘れられなくなるわ」


溶けゆく時計は観るものを落ち着かない気持ちにさせるが、

この象徴的なイメージは、

ある程度の明快さを持ち合わせている。


この作品には、ポルト・リガにある

彼らの「我が家」に流れる精神が表現されている。


時計そこでは時間がゆったりと流れ、

あるいは「溶け」ており、

ダリがガラの中に見つけた安らぎで満ちている。

「私を保護する貝殻を作り上げたガラ。

 そして私は、柔らかい、

 それもかなり柔らかいものに守られながら、

 その中で年を取っていけるようになった。

 だからこそ時計を描こうと決心した私は、

 その時計を、

 ふにゃふにゃと柔らかくしたのである」

と記したダリ。


この時計には・・・

匂いの強いチーズも反映されていた。


というのも、この絵を描く直前、

ダリはとろとろのカマンベールチーズを食べており、​

その溶けたチーズのさまを、

溶けた時計として顕在化させたのである。


柔らかい形と硬い形。

それは、ダリが強く魅せられた要素である。


「わが秘められた生涯」では、ほうれん草の

「まったくもって無定形な性質」に対する

不快感についての勿体ぶった語りから始まる。


その対比として書かれているのが、

ロブスターのまとう「鎧」だ。


この機知に富んだシュルレアリストは、

人の予測や期待を弄(もてあそ)ぶことが好きだった。


普通ならば、

硬くて頑丈な金属で作られる公共芸術を

食べることのできる

柔らかいパン生地で完成させたダリ。


夕食で動物の骨を噛んでいる時も、

「小鳥の小さな頭蓋骨を

 ガリガリと嚙みくだくのは、

 なんと素敵なことだろう!

 脳を食べるにはこれに限る!」

と、発言し、

同席者をうんざりとさせたこともあるほえー


しかしこの『溶けゆく時計』は、

ジョークにとどまるものではなく、

​もっと哲学的な意味を帯びている。​


時間は・・・

人類がずっと関心を抱いているテーマのひとつだ。


アルベルト・アインシュタインも、

アンリ・ベルクソン(1859年〜1941年、フランスの哲学者)も、

時計の刻む時間の妥当性に疑問を呈したが、

ダリの描く時計は、

ベルクソンが言うところの​「持続」、​

すなわち​「時が持つ真の流動性」​を表現しているのだ。


ダリは、少しずつ力を蓄えていくかのごとく、

「超現実的」現実に対する理解を深めていった。


彼は当初、

それは荒々しく素晴らしい造形の巨岩のような

「自然物」だと捉えていたのだが、

その後、

フロイト的無意識の世界に持論を当てはめるようになる。


ダリ本人が語るところによると、

​『記憶の固執』​によって彼は、構想を得たのだという。


​​1930年代、​​ダリは

「偏執狂的批判的方法」と言う考えを発展させていく。

そして、

不思議を紐解くには狂乱状態に陥る必要がある、

と主張するまでになる。


​彼は、自分を狂人になぞられるのを好んだ。​

狂人は幻覚を見て、

多様な現実を解き明かすからだ。

また、

「私と狂人たちとの唯一の違いは、

 私が狂人ではないと言う点」

であるとも語ったダリ。


ブルトンは、

ダリの手法の可能性を支持しながらも、

狂気を賛美するというやり方については

無神経だと感じていた。


(参考文献:芸術家たちの素顔僕はダリより)
(写真撮影:ほしのきらり)


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最終更新日  2021.10.21 00:10:08
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