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ダリは、25歳の時パリでシュルレアリスト・グループに加わり、27歳にはニューヨークでも人気が出てきます
ダリ『シュルレアリスムの時代』 MOMA【ニューヨーク近代美術館】 サルバドール・ダリ Salvador Dali ダリの【自画像】 1904年5月11日〜1989年1月23日(84歳没) スペイン、カタルーニヤ地方フィゲーラス出身。 シュルレアリスムの代表的な画家・彫刻家・作家。 シュルレアリスムとは、つまり私のことだ! ダリ『天才の日記』より 1929年(25歳)ダリは・・・ ブルトン率いるパリの シュルレアリスム・グループに加わり、 運命の女:ガラと恋に落ちた その抜きんでた才能、 奇抜な着想とモティーフによる作品は、 一作ごとに賞賛と批判の的となり、 またたくまに シュルレアリスムを代表する存在となる 『シュルレアリスム』・・・とは? 1924年、詩人:アンドレ・ブルトンの 「シュルレアリスム宣言」刊行によって始まった芸術運動。 日本語では「超現実主義」と訳されるが、 シュル(sur)=超は、 「突きつめた」という意味を極度に強調したニュアンス。 目に見えない現実や、 見えている現実との矛盾(違和感)を突きつめて、 「真の現実」に触れることを目指し、 既成概念にとらわれない 夢や無意識の純粋な世界を すくい取って表現しようとした。 文学、美術、論理、政治、風俗など 様々な分野に大きな影響を与えた。 「現実離れした、非現実的な」の意味で使う 和製フランス語の「シュール」は、意味合いが異なる 1925年(ダリ=21歳) ダリは、バルセロナでも著名なダルマウ画廊で、 初個展を開催し、注目を集めた。 ここでダリを高く評価したのが、 パブロ・ピカソと ジョアン・ミロである。 特にカタルーニヤの同郷人でもあったミロは、 ダリに画家になることを強く勧め、 反対する父親を説得しにフィゲラスの家まで訪れている。 1929年(25歳)ブルニエとともに制作した 映画「アンダルシアの犬」が、 アンドレ・プルトンを中心とする パリのシュルレアリストたちに大いなる賞賛を受けた。 これを期に、ダリとブニュエルは、 シュルレアリスト・グループに正式に迎えられることとなった。 この1929年、ダリに運命的な出会いがあった。 当時、ポール・エリュアール夫人であったガラである。 エリュアール夫妻をはじめ ジュルレアリストの友人たちが カダケスの別荘に訪ねてきたこの年の夏 ダリは、ガラと情熱的な恋に落ちる ふたりは、すぐに一緒に暮らし始め、 翌年1930年には、 カダケスのひなびた漁港ポルト・リガトの 古家を新居兼アトリエとして購入している。 ガラというミューズを得てからの 1930年代は、ダリの最盛期となった。 Salvador Dali(27歳) 1931年には、『記憶の固執』をニューヨークのグループ展に出品。 これが大反響を呼び、 アメリカの美術界にも注目されるようになった。 間もなくダリは、 シュルリアリストの代名詞のごとくみなされるようになるが、 彼の常軌を逸した言動やパフォーマンスは、 グループから距離を置かれる要因となる。 1939年(35歳)そうした自己顕示欲による行動が、 ブルトンの怒りを買い 一方でダリも、 「シュルリアリスムの死」を宣言したことを機に グループから除名されることに至った。 (参考文献:東京美術・もっと知りたいサルバドール・ダリより) (写真撮影:ほしのきらり) ダリにぽち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.23 00:10:08
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