昨日の夜は好きな人と電話した。
それで、何でだろうな。
今まで誰に言っても理解されないし
言ったって同じ、相手の負担になるからって
あきらめてたこと。
それを気づいたら彼に話してた。
どうしようもなく寂しいとき。
そういうのがあるんだってはなしてた。

だれにも言えなかった気持ち。
胸の中で…私の体中
いっぱいにふくらんだ真っ黒な気持ち、
ずっと飼いならして、時には押し殺し
急に全て食べつくされて。
息を瞬間止められてた、言葉では言い表せない
苦しさと悲しさ。

今までずっと一人ぼっちだった。
望めばいつだって優しさをもらえたけど
怖かったんだと思う。
私は臆病者だから、全部マイナスに考えちゃって。
弱い自分をさらけ出せるほど、強くもなかった。
さびしがり屋で意地っ張り。
だから誰にも言えなかった。

いつでも明るい私でいたかったから。
何も考えてないような私でいたかったから。
光しか見えない私でいたかったから。

本当は素直でもないし、甘えべたなのかな。
でもそんな私を彼には話せた。

初めてだった。
親には言えなかった。
お姉ちゃんは、私の心を見つめてくれようとしたけど
逃げてしまった。
友達の前ではいつも笑ってた。
好きな人にはすきだけをあげたかった。

だから、嬉しかったけど戸惑った。
聞いてくれて、声だけしか聞こえないのに
抱きしめてもらうより、安心した。
心があつくなった。

ありがとうって、やっと素直になれる場所を見つけて、
張り詰めてた心が涙になってあふれた。