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♪こやじさんたら お手紙食べた

♪こやじさんたら お手紙食べた

イクジニッキ2005 その3 (乳児編 完)

イクジニッキ 2005 その3

その育児にかかわる部分をだいじぇすとで


【うんちっち】
2005年6月10日
「うんちでた~」
と、こやじさん。

こやじさんは『うんちっち』を読んでから、
うんちもしっこも『うんち』。

「トイレに行く?」
と、聞くと、
「いく」

トイレの補助便座上にまたがる。
出ん。
トレーニングパンツに1回分の、おしっこが出ているもんね。
すると5分もたたないうちに、また。
「うんちでた~」

やれやれ。
トイレに何べんも連れて行くの難儀だ。
ちょっと前はトイレをこわがって行ってくれないのが悩みだった。
勝手な親ね。

再び、こやじさんは補助便座上のヒトとなり。
【ヨウレン菌】
2005年6月14日
昨日、ついに観念して医者へ。
行くと断乳していないのがばれるもんで、なるたけ行きたくない。

朝から調子が悪く熱が38度9分まであがり、
はりついたようなのどの痛み。
買い置きの薬を飲んでしのごうなんて、
仕事と子供を抱えた身として無責任だ。

検尿、血液検査、内診がすんで、女医さんの言うことにゃ。

「ヨウレン菌に感染してます」

なーに??

溶連菌感染症。

http://www.k-salad.com/dic_trouble/ko_yourenkin.html
↑参考サイト


で、注射だ。

おしり、出してください」
と、ベテランの看護婦さん。

…おしりに。

「はじめてなんですけど、
痛いって、うわさでは聞いているんですけど、
痛いんですかねっ」
じたばた。

「痛くないようにしますからね~。がんばってね」
“おしりに注射”って、もろ、おしりに注射だと思ってた。
正確には骨盤にって、ことだ。

「熱は今からあがります」
宣告。 抗生物質処方。 家路をたどる。
さらに過酷なのは。

「お子さんが発熱したら、すぐ病院へ」
溶連菌感染症は、うつる病気だ。
子供がかかった場合、余病もアリの手強い病気。

仕事の〆切り、それから子供も発病?
どっちにしても、ハードな1週間にちがいない。
【そろそろ卒乳?】
2005年6月17日
こやじさんが寝る前のミルクを飲まずに寝た。
快挙。

「ママ、お薬飲んでるから、おっぱいあげられないんだー」
ということで、ここのところ、おっぱいも飲んでない、こやじさん。

…おっぱい、まだ出るけど。
そろそろ潮時。
こやじさんを産んだ当初は、思うように出なかった乳。
こやじさんも黄疸を抱えていたから、
今から思えば元気(吸う力)がなかったのかもね~、
と誰かが言った。

細~く長~く、がんばってきた。

そういえば、こやじさんは、おしゃぶりを好きじゃなかった。
“ライナスの毛布”(心のよりどころ)的な存在のものがないと言える?
これは思う存分、ずっと、おっぱいを吸わせていたから?
そんなことを考えていたら、そのまま眠っていた。

ふっと目を覚ますと。
天井をバックに、こちらをのぞきこんでいるオットの顔があった。
出張から帰ってきた。

「…○×△」
オット、ぽちとこやじさんの寝姿について感想を述べた。
Tシャツ、胸元までまくしあげられて、『くぁ~』と寝ている妻。
妻の乳首をまさぐりながら眠っている息子。
刺激が強くて、ごめんなさい。
【いっしゅうかん】
2005年6月18日
げつようびは のどがいたくて
ねつがでたよ ヨウレンきん(菌)

かようびは それでもしごと
くすりと ちゅうしゃがきいてる

すいようびは どうにかしごと
きょうが びょうきもやまば

もくようびは やっぱりしごと
じっかのはは(実家の母)が たより

きんようびは ぼちぼちしごと
こやじさんは だいじょうぶ?

どようびは オットはごるふ(ゴルフ)
しごとは きょうでおしまい

こやじさんに ヨウレンきん(菌)
うつらず

てゅりゃ てゅりゃてゅりゃ てゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃー
てゅりゃてゅりゃてゅりゃ てゅりゃ やー やー♪
【大人が教える】
2005年6月24日
市の子供の遊び場にて。
スタッフが、こやじさんをあやしてくれるんだけど。

「ばきゅーん。ばきゅーん」って。
手真似で、銃を撃つ真似を。
こやじさん、ぽかーん。

○○レンジャー系や、○○ライダー系のTV番組、
こやじさんは観ていないもんで。
反応がなかった。

…ぽちだって『スターウォーズ』とか大好きだし、
戦い系の娯楽番組を全拒否する気はない。
ただ。

教えるのは、大人なんだね。

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【ぽち実家】
2005年6月26日
こやじさんは、ぽち実家が好き。
「おじいちゃんとおばあちゃんの家に行くよ」
と言うと、出発前からごきげん。
車に乗り込むと寝てしまう、こやじさん。
目覚めは、けっこうふきげんだったりするのが、
実家へ行くときはちがう。
到着5分前で、さわやかに覚醒。
おじいちゃん、おばあちゃんに会うと、
さらにごきげんなこやじさん。
おじいちゃんに、体を使ったハードな遊びを要求。
おじいちゃんも、たまーにのことなので、ハッスル!
毎日だったら、確実に寿命がちぢむ…。

ところで。
こやじさんは馬乗りのことを、
「かめになって」(亀になって)
と言う。
今日は、おじいちゃんが亀である~。
【おちむしゃ】
2005年6月28日
「みつかってしもうたぁぁぁ」
と、こやじさんが言うのだった。
目の前にいて、唐突に。
たぶん1回言ったときに、まわりが爆笑したので、
こやじさんなりに、
「こりはおいしいでちゅ」
と思ったのか。

今日も今日とて。

「みつかってしもうたぁぁぁ」
そんなこやじさんを、我が家では落ち武者と呼んでおる。
【悪天候ドライブ】
2005年7月2日
雨のない梅雨から一転。豪雨。
遠出したくて出かけたけど、高速道路は途中で通行止め。
目的地にたどりつけない。
迷走。デパート寄って帰った。

こやじさんは、ちょっと文字が読めるようになったのだろうか?
コンビニで、自分でカフェオレ飲料を選び、
(当然のように自分の分を)
「かぷおれ」
と、言っていた。
【オトコとオンナとアカゴのカケヒキ】
2005年7月4日
0時をまわった。
いったん、寝ついたこやじさんがむずかりはじめた。
おさまらない。
こんなことは久しぶり。

「いたいいたい」
こやじさんは足を指さす。
子供は成長するとき“成長痛”があるという。それか?
泣きやまない。

「悪い夢でも見たかなぁ」
オットとぽち、もはや眠ることは許されず、
こやじさんを抱いて、寝室にしている和室とリビングをうろうろ。

そういえば、今日、うんちが出ていない。それか?
おなかをさする。
泣きやまない。
おむつが気持ち悪いのか?
おむつを替える。

「もっとそばにいてぇ」
こやじさんは手を伸ばし、しがみついてくる。
うめき声が、しばらく止まる。
このまま抱いていれば寝てしまうかと、電気を消す。
こやじ、うめく。
暗いのはダメらしい。

細く開けた吐き出し窓。
梅雨の湿っぽい夜風。
やりきれなさを増す、赤子の絶叫。

「…ベッド(洋室)で寝たほうがいいよ」
オットに告げる。
こうなると、いつ、こやじさんが寝ついてくれるか、わからない。
何度か、こういう夜をくりかえしてきているけど。
「ぱぱべっど(?)」
オットが和室からいなくなったことに気づいて、こやじさんが聞いてきた。
オットのところへ行きたいのか?
オットの寝ている洋室へ連れて行く。

「…」
こやじさんが、押し出すようにうめく。
一言。

「みみるく…」(ミルク)
こやじ、腹が減っていた。

そのあと、オットがミルクを作りましたとさ。
(夜と未明のミルク係はオット)
その間、こやじさんは微笑を浮かべ、ふとんに横になって待っていた。

わからん。
赤子の言いたいことは、わからん。
【いぢめ】
2005年7月5日
「もういっしょにべんとうたべなぃ(もう一緒に弁当食べない)」

こやじさんが、気に食わないことをさせよう(トイレに行く、パンツを替える)
としたときに発する言葉。

中学生か…。
ぽち、独りで弁当を食べるのか。
かなりの仕打ちである。

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【ぐれむりん】
2005年7月6日
「ぐれむりんだとふえちゃうんだよね」
夜食をほしがるようになった、こやじさんを見てオットが一言。
【丘の向こうに】
2005年7月21日
こやじさんはビデオを切ると、ふきげんになる。

「お昼寝しよう。夕方、また観ようね」
と言っても聞きゃしない。
抱っこしてふりまわす。
こやじ、笑顔に。しかし、ぽちの体力に限りが。
ロディに乗せてみる。

こやじ、調子づく。
箱積み木を見せて、「あ!車庫だ」と誘導。

こやじ、積み木とミニカーで、しばしたわむれる。
あと、レゴやシグ(ドイツのミニカー)のカタログを見せる。
それでも、こやじ、
再びビデオのことを思い出しテレビをつけようと。

「テレビはつけません」
あー、どんなに泣かれようと。

「つかれちゃった…」
言うに事欠いて、こやじが。

「疲れたなら、寝~な~さ~い~」
おんぶするとすぐに、こやじさんの頭が背中に落ちてきた。
眠くても自分から横になって眠ったことのない、
こやじさんなのだ。

こんな日々も、こやじさんが幼稚園に入ることで変わる。
こやじざんまいな日々も、あと1ヶ月ちょっと。
ゴールが遠すぎて、独りで考えすぎて。
どこに向っているのか、何をしていいのか。
わからなくなった。
そんな期間を、やっと終えた。

小高い丘にたどりついた?
行く先が、ちょっとだけ見えるかもしれない。
【ままのにおい】
2005年7月22日
「ままのにおいがしゅる」
くんくん。
ぽちのTシャツの袖の部分をかいで、こやじさんが言った。
おかえしに、ぽちもかぎかえす。
そっくりかえって、笑うこやじさん。
そういうときのこやじさんは、きらきら輝いてみえる。

この笑顔だけならね。
育児も楽しいって。
そうじゃないから。笑顔だけじゃないから。

ある一瞬がきらきらする。
【あいすくりーむ争奪戦】
2005年8月1日
先週。
こやじさんは冷凍庫のはーげんだっつあいすに気づいた。
冷凍庫を開けたら、すぐ見えるところにアイスを置いた、
私どもが甘かった。

「お休みの日に食べようね」
そのときは納得した、こやじさん。

昨夜。
冷凍庫の氷を出す風呂上がりのオット。
背後にこやじさんが。
…オットは冷凍庫の引出しは、ちゃんと閉めたという。
次に、ぽちが見たものは。

「たべるぅ」
と、はーげんだっつあいすの箱を抱えて小走りしてくる、こやじ。

「歯みがきしたあとは、ダメなの」
「今日は、もう(アイス)食べたでしょ」
(↑昼間、モスのシェイク)

そうしてアイスの箱を奪われた、こやじさんは大泣き。

いったでねぇか。
おやすみのひにたべていいっていったでねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ。


ミルクを飲んだら、どうにか落ち着いた。
就寝。

今朝。
起きたこやじさんは、冷凍庫へだっしゅ。

あさになった。
あさになったから、あいすたべてもえぇではないかぁぁ。


冷凍庫を開けてみせる。

「ないねー」
2段になっている冷凍庫。
アイスは下のほうへ押し込んだ。
こやじ、一応納得。

あいすくりーむはぱぱがかいしゃへもっていったのでちゅか?
【むかしむかし】
2005年8月8日
「むかしといれにおいてあったね(昔、トイレに置いてあったね)」

少し前にトイレの壁からダイニングの壁に移した、なんちゃって額。
(↑おせちが入ってた木のフタを細工した)
それを見た、こやじさんがそう言ったのだ。

その額をトイレに置いていたことを覚えていたことにも驚いたが。
それを、“昔”と表現したのに驚いた。

むかしむかしあるところに
こうれいしゅっさんのままがいたのでちゅ。

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【よっぱらったおとうさん】
2005年8月9日
会社の飲み会だったオット。

あれ。
いつもよりよっぱらってる?
トイレの電気はつけたまま。(いつもは、こんなことない)
水も流してない。(ぽちは、ときどきある)

こやじさんのオムツの中をみたの?
どうして。
パジャマの半ズボンの片足に両足、つっこんである。

電気を消して、ふとんに横になったオット。
とたん、寝てしまった。

「くらくて(絵本が)みえないよ~」
「こらおきろ~」

こやじさんの、か細い声がする。
いつも寝る前に絵本を読んでもらうのだ、こやじさん。
このままじゃ、眠りそうにない。
ソファでチョロQのカタログを、いっしょに見る。

「ねる」
満足したこやじさんは、寝ているオットの右側へ。
でも、オットのいびきがうるさかった。
こやじさんは顔を両手でおおって、懸命にガードしている。
このままじゃ、眠れそうもない。

ぽちも横になると(オットの左側)、こやじさんはすっとんできた。
いつものように、右腕腕枕。
こやじさんの背中ごしに、高いびきのオットだ。

「おとがしてるねー」
こやじさんいわく。
そして、ぽちの左側へ(左腕腕枕)寝なおしなさった。

よっぱらったぱぱはうるさいでちゅ。
【青竹踏み】
2005年8月23日
ふとレゴきそばんをふんでみたら気持ちよかった
【添い寝で育てた】
2005年8月24日
抱きしめて抱きしめて育てようと思った。
赤子=こやじさん。
赤ん坊のころの抱きしめ方がたらなくて、大人になってからも
自分が抱っこしてもらうことばかり求めるような人に
なるのではなかろうか。
抱きしめてもらいたくっても(甘えたくっても)、
素直になれない大人になるのではなかろうか。
愛されて育ったと思える人は強い。
強い人は誰か(何かを)を守ることができるはず。

乳は添い乳。
添い寝は腕枕。
サルかカンガルーのように赤子=こやじを抱えてきた日々。
計算外だったのは。

こやじさんが昼寝のときも腕枕で寝るまでに、
ぽちべったりになったコト。
【ウラゴエ】
2005年8月27日
「こやじさんて裏声で話すんだよね」
オットが言った。

オット説。
こやじさんのかわいい声は、
『となりのトトロ』のサツキちゃんの真似だ。
ときどき、こやじさんが『魔法使いサリーちゃん』のヨシコちゃんのような、ダミ声で話す。
そっち(ダミ声)が、
こやじさんの本当の声だ!


  おやつあげないでちゅ!
(↑ヨシコちゃんの決めゼリフ、 知ってる?若者たちよ)
【くつる】
2005年8月28日
小さな子供の言葉がひっくりかえるというのは、聞いていた。
こやじさんの場合。

「くつる」
これは、「作る」。

「くつって~」
と、レゴとか持って駆け寄ってくる。

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続きは日記本編でお楽しみください




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