2014/11/25(火)19:11
主人公のモデルは監督?詐欺アーティストが騙された相手とは…映画「マッチスティック・メン」
みなさんこんばんは。年賀状の印刷は済みましたか?私は昨日終わりました。やっぱり段々年末になってきますね。ところで今朝のマッサンでエリーが歌っていたのは前の朝ドラ『花子とアン』でスコット先生が歌っていたあの歌ですね。狙ってやったのかな?
今日はコンゲームの映画を紹介します。
マッチスティック・メン
MATCHSTICK MEN
出演
ニコラス・ケイジ ブルース・マッギル サム・ロックウェル アリソン・ローマン
監督
リドリー・スコット
音楽
ハンス・ジマー
詐欺師のロイは、極度の潔癖症で、オフィスの電話を毎朝消毒せずにはいられず、下着や靴下を小さくたたんできちんと積み上げないと気が済まない。ツナ缶ばかり食べている彼は、食器が汚れるからと缶から直接食べていた。そんな彼も、詐欺を実行している時だけは潔癖症を忘れ芸術的な手腕を発揮するのだった。そんなロイは精神科医の勧めで別れた妻に電話をかけることに。するとロイの前に14歳の少女アンジェラが現われる。彼女は離婚した妻との間に生まれたロイの実の娘だった。突然娘と暮らすハメになり困惑するロイだったが、さらに驚いたことにアンジェラは詐欺師の弟子にしてくれと言い出すのだった。
これはコン・ゲームだ。詐欺師がカモを見つけてお宝ないしはお金を頂く。そう、確かにその通りのコン・ゲームだ。しかし本当は誰が誰を騙しているのか、ラストまで見抜けなかった。詐欺師が娘の情にほだされて「仕事を辞めようか?」と迷い出すあたりから「おや、もしかして…」と思ったのだが、そのラストとは全然違っていた。すっかり騙された!リドリ―・スコットといえばカーチェイス、派手なアクションというイメージだったのに、それらがなくても、こんなテンポのいい映画を撮るなんて。そう、コン・ゲームだから誰かが騙される。その苦味は残る。それでも後味がいい。嘘の中に真実があったからだろうか。アンジェラが最後にロイにかけた声のように。
アリソン・ローマン(今回の殊勲賞!)がオーディションに現れた時、14歳の少女にしか見えなかったらしい。だが実際は彼女は22歳。そういえば童顔にも見えるけど後半登場する彼女は確かに年相応。
監督のリドリ―・スコットは私生活ではすごい潔癖症だそうだ。今回の主役のキャラはここからか?まるで『名探偵モンク』を見ているようだった。
ただ唯一文句を言うとすれば邦題かな。何のことかわからないのでは。
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