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January 28, 2015
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カテゴリ:フランス映画
カンヌ5冠を達成したダルデンヌ兄弟の作品少年と自転車を見ました。


少年と自転車
LE GAMIN AU VELO/THE KID WITH A BIKE

監督&脚本
ジャンピエールダルデンヌ リュックダルデンヌ
出演
セシルドフランス

カンヌ国際映画祭グランプリ


もうすぐ12歳になる少年シリル。彼の願いは、自分をホーム(児童養護施設)へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。シリルは父と暮らしていた団地へ向かうが呼び鈴を押しても誰も出ない。探しにきた学校の先生から逃れようとして入った診療所で、美容院を経営する女性サマンサと出会う。サマンサはシリルの話を聞き、盗まれてしまった父親に買ってもらった大切な自転車を探し出し、取り戻してくれた。シリルは週末だけ里親になってくれるようにサマンサに頼み込み、一緒に暮らしながら父親探しを始める。
やがて、ようやく父親を見つけ出し、再会を果たしたシリル。ところが父親は喜ぶどころか、シリルをすげなく拒絶してしまう。
サマンサは傷ついた心を抱えるシリルとそれまで以上に真摯に向き合い始め、徐々に二人の心の距離が徐々に近づいていくかにみえた。
しかし、ふとしたことで知り合った青年との関係により、シリルは窮地に追い込まれる……。

ベルギーを代表する映画監督ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ兄弟が、第64回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した作品。ダルデンヌ兄弟は本作で、カンヌ国際映画祭5作品連続主要賞獲得の快挙を成し遂げた。

「親は子を無条件に愛し子は親を無条件に慕う」この不文律も昨今では通用しなくなってきた。ネグレクト、児童虐待のニュースは跡を絶たず、悲惨な事件が起こる度に眉をひそめてきた私達の感覚も、随分と麻痺してきている。

本作の父親は虐待しているわけではない。しかし父親であることより男であることを優先し、恋人と、彼女と一緒に経営するレストランでシェフをやることにしか目がむいていない。母親が一切出てこないので、もしかしたら「あなたの子よ」と押し付けられたのかもしれない。死別では、こうも恋愛の切り替わりが早くはないように思う。息子がどんな想いで金を持ってきたのかなんて考えもせず、「俺を警察に突き出す気か」と一方的に追い出す。どんなにシリルが望んでも、彼は父親にはなれない。窮地に陥った時にシリルは悟る。血の繋がりがあっても必ずしも親になれない大人もいれば、子を生んだことがなくても親になれる大人がいることを。

映画は実はこのシーンにもう一つエピソードが続く。勧善懲悪というわけではないが、シリルの犯した罪に苦い落とし前をつけさせるのだ。正直謝りにいく所で終わると綺麗なエンディングになったと思うが、子供自身の心に人生は甘くない、と伝えたかったのか。



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最終更新日  March 19, 2017 06:11:12 PM
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