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2019/10/05(土)22:10

結局世界は変わらないんだよね?~映画「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」

日本映画(350)

みなさん、こんばんは。 野球の声かけに御祝儀をあげていたということがニュースになりました。八百長に比べてあまり違法性は感じなかったのですが、だめなのですね。 映画インシテミル 7日間のデス・ゲームを見ました。 インシテミル 7日間のデス・ゲーム The Incite Mill 出演 藤原竜也 綾瀬はるか 北大路欣也 武田 真治 石井 正則 片平 なぎさ 石原 さとみ 大野 拓郎 原作 米澤穂信  時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、暗鬼館へと集まった男女10人。仕事内容は24時間監視されながら7日間を過ごすこと。そして、個室にはそれぞれ異なる凶器が置かれ、何も起きずに7日間経過するか、生存者が2名になるまで暗鬼館に残らなければならない。しかし早速2日目に銃殺による死者が出てしまい、彼らは疑心暗鬼に陥っていく。  原作はまったく知らずに視聴した。集まった人達の前に10人のインディアンがいる所は、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のパロディ。これが出てきた時に「ああこれは一人ずつ順番に殺されていく話なんだ」というネタばれは半分しちゃったようなもの。でも目的はあの作品とは全然違ってたけどね。わかりやすいじゃないですか。凶器が置いてあって、それぞれが疑心暗鬼になっていくというストーリーが見えてくるようで。ただ、「犯人と探偵役を決めて犯人を檻に閉じ込めよう」っていうルールも最初の一回だけ守られて、後は場当たり的に次々死んでいってなし崩しになるし、「この苦境を皆でいきのびよう!」っていう自分達をこんな世界に引きずり込んだ相手への怒りもあまり感じられない。あと、北大路さんの演じた男、酷くないか?要は死んだふりして残った人の不安を煽ったわけでしょう、自分が生き残るために。それも「息子に生きると約束したから」って。そりゃあここにいる人全員生きたいと思うよ?  この館の仕組みが分かった後もえらくあっさりしていてすっきりしない。だって金を貰った男がそれを投げ捨てるだけで、この仕組み自体は残るんだもの。金を捨てるのは自分の正義感の問題で、今後も殺人ゲームにやってくる人達はいるわけで。それでいいの?というもやもやしたものが残るラストだった。 時給11万2,000円という広告につられて集まった男女10人が、奇妙で危険な究極のゲームを繰り広げるスリリングな心理サスペンス。人気ミステリー作家、米澤穂信の同名小説を、『リング』『L change the WorLd』の中田秀夫監督が映画化。ホリプロ50周年記念映画。 インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVDセット【Blu-ray】 [ 藤原竜也 ]楽天で購入

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