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2016/03/29(火)02:59

All We Want for Christmas is...~映画『ラブ・アクチュアリー』

イギリス&アイルランド映画(191)

みなさん、こんばんは。2年ぶりに保護された女子中学生のニュースに驚きました。 生きていてよかった。 昨日は随分寒かったですね。朝のうち雨が降っていました。 朝の連続ドラマも今週で終わり。いよいよ4月ですね。 さて、今回はアラン・リックマン追悼のための映画のラストです。アンサンブルキャストのうちの一人として出演しています。 『ラブ・アクチュアリー』 リチャード・カーティス / ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン Love Actually 脚本&出演 リチャード・カーティス 出演 コリン・ファース アラン・リックマン リーアム・ニーソン ヒュー・グラント ローワン・アトキンソン ビリー・ボブ・ソーントン ローラ・リニー キーラ・ナイトレイ エマ・トンプソン デニース・リチャーズ ビル・ナイ クローディア・シェファ- 12月、ロンドン。クリスマスまで五週間。再起を期してヒットした旧曲のレコーディングを行うビリー=マックは、「醜男マネージャー」ジョーに悪態をつく。新任の英国首相デビッドは、官邸スタッフのナタリーが気になる。デビッドの妹カレンは、夫ハリーの浮気心に気づく。カレンの友人で最愛の妻を失ったばかりのダニエルは、義理の息子の恋の相談に乗る。ミアは社長のハリーから、2年7か月の片思いにハッパをかけられる。結婚式を終えたジュリエットは、夫の友人マークのそっけない態度が気になる。恋人と別れて傷心の作家ジェイミーは、ポルトガルのメイド、オーレリアが気になる。そしてそれぞれに訪れるクリスマスは…。 「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」「フォー・ウェディング」の脚本家カーティスが監督デビュー。カーティスはトロンボーン奏者として出演。英国俳優がこぞって出演。カーティスがミスター・ビーンシリーズも手がけていた縁で、アトキンソンも脇役で登場。 19人の登場人物が微妙にリンクしており、それぞれをさりげなくつないでいるのがビル・ナイ演じる落ち目の歌手のエピソード。ヘロイン中毒でスランプに陥ったビルが、『No,1に輝いたら脱いでやる!』と宣言。無謀な賭けのカウントダウンが、そのままクリスマスへのカウントダウンになっている。 ナイは『スティル・クレイジー』に続き落ちぶれたロックスター役だが、これがぴったりはまっている。『シャンプー台のむこうに』のズルい美容師といい、ヘタレ中年キャラを演じさせたらピカ一の出来。TVに出れば四文字熟語で担当者をあわてさせ、全然売る気の見えないビル。頭を抱えつつも、何とかフォローするジョー。てっきりお笑い担当かと思われたが、最後にはしみじみと愛を感じさせる一対に。セックスシーンばかり演じているスタンド・インが、新首相や交通渋滞など真面目な話ばかりしているのも、妙に笑えた。 音楽の選曲がいい。「本当に愛する人が誰か?」を決めて行く段階の大人達に子供達の演奏会で『All I Want for Christmas is you(クリスマスに欲しいのはあなたなの)』を聞かせ、夫の浮気心を悟った妻はジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』を聞いて、帰らない過去を静かに嘆く。亡き妻が「クローディア・シェファーとなら結婚していい」と言っていたダニエルが、子供の演奏会でそっくりの女性(本人が演じている)と出会う…などの遊び心も楽しい。フィクションを中に挟んで、オープニングとエンディングは、ヒースロー空港の人々が出迎える時のリアルな映像。無表情だった人々が、愛する人を出迎えた瞬間にぱっと笑みを浮かべ、ハグを交わす。タイトル通り『愛が世界中に溢れている(Love Actually is All Around)』ことを実感させる映像は、9.11後の傷ついた心をゆっくりと癒してゆくだろう。 映画「ラブ・アクチュアリー」この作品情報を楽天エンタメナビで見る 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【DVD3枚3000円2倍】ラブ・アクチュアリー [ ヒュー・グラント ]楽天ブックス

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