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2016/09/01(木)00:08

彼女が16歳になった時 全ての時計が動き始める~映画「ハンナ」

アメリカ映画(1112)

みなさん、こんばんは。9月になりましたね。 今年もあと3分の1になりました。今日の風は涼しかったです。 さて、こちらは映画『ブルックリン』が公開されているシアーシャ・ローナンが出演している映画です。 ハンナ HANNA 出演 エリック・バナ シアーシャ・ローナン ケイト・ブランシェット ミシェル・ドッカリー 監督 ジョー・ライト  雪深いフィンランドの山奥で、父エリックから英才教育を受けていたハンナは、16歳になってついに外の世界に旅立つ。父との再会の約束を果たそうとするが、父の同僚だったCIA捜査官マリッサから執ように追われる。モロッコ、スペイン、ドイツと、行く手を阻むマリッサたちとの壮絶な戦いのなかで、ハンナは自分に隠された秘密の存在に気づく。 冒頭、まだ幼さを残した少女ハンナが無言で大鹿を倒して呟く。「しまった。心臓外しちゃったI just missed your heart.」そして止めを刺す。単に狩人として長けているだけではなくエリックが偽の経歴を暗記させたり複数の外国語を習得させていることから、いつでも秘密工作員として働けるような訓練を受けていることは、この後すぐ明かされる。それはひとえに、特殊能力を持った娘を救おうとした親心から来ているものだと思いたい。だが、そう考えると、その後の父親の選択が理解できない。  「外の世界に出てみたい」とハンナに言われた父親は、あるスイッチを押すよう言う。そのスイッチはエリックの元同僚マリッサに感知される。なぜいずれ自分と再会するはずの娘を、敵であるマリッサの手に渡したのか。マリッサが自分を追い続けてきた事は百も承知のはずなのに。また、自分とハンナの生存を知らせることで、第三者が危険に見舞われることを全く想定していなかったのか。実際ハンナの存在が知られたことでばったばったと人が死ぬ。人死にが出れば、それだけ取り繕うのも逃亡も難しくなる。自分を中心にした派手な陽動作戦でも組んでいれば別だが、エリックはそこまでの余裕はなさそうだ。  ケイト・ブランシェット演じるマリッサのバックグランドは一切語られない。しかしケイトの演技力なのか、「エリックと過去に恋仲にあったのだろうか」「自身もまた特殊なプロジェクトの被検者となろうとしたのだろうか」といろいろと含むのある人物に映っていた。 クライマックスシーンはグリムの森だ。逃亡していたハンナの前にマリッサが現れるのは、大きく開けた狼の口のモニュメントからで、ハンナが赤ずきんに、マリッサが狼に準えられている。これだけの体験をした最強の赤ずきんは、これから普通の暮らしができるのだろうか。  ハンナ役のシアーシャ・ローナンは2か月間毎日4時間の格闘技訓練を受けて、全てのスタントを自分でこなした。ケイト・ブランシェットのキャラクターについては元CIA工作員に相談して造形された。監督候補としてダニー・ボイルやアルフォンゾ・キュアロンが挙がった。 映画「ハンナ」この作品情報を楽天エンタメナビで見る 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【ポイント3倍GET!】ハンナ [ シアーシャ・ローナン ]楽天ブックス

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