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2017/07/19(水)00:39

現代版若草物語~ひと夏の冒険 YA小説『夏の魔法: ペンダーウィックの四姉妹』

海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説(167)

みなさん、こんばんは。昨夜はいきなり雷雨になってびっくりしました。でもちょっと涼しくなりました。みなさんのところはいかがでしたか? 今日も夏がテーマの小説を紹介します。 夏の魔法: ペンダーウィックの四姉妹 (Sunnyside Books) The Penderwicks ジーン・バーズオール 小峰書店 時折ラテン語を口ずさむ世間離れした植物学教授の父、12歳でしっかり者の長女ロザリンド、11歳で短気でクールな次女スカイ、10歳で作家志望の三女ジェーン、生き物大好きな4歳の四女バティ(エリザベス)達ペンダーウィック家の四姉妹、そして忘れちゃいけない不器用で愛すべきハウンド・ペンダーウィックは、毎年借りていた別荘が売りに出されて夏の滞在先を失い、途方にくれていた。ひと夏を過ごすために、お屋敷のコテージを借りるが、予想を上回る御屋敷だった。隣の家にはお堅そうなミセス・ティフトンとその息子で音楽家志望のジェフリーがいて…。  成長した彼女達が懐かしい思い出話をしている作家志望の姉妹がいたり、恋に恋する年頃の長女がいたり、隣に裕福だが寂しそうな少年がいたり、姉妹で「ムープス」という集会を開いていたりと「若草物語」との共通点が多いペンダーウィック姉妹シリーズ第一弾。他にも秘密の抜け道でジェフリ―と出会ったり(「秘密の花園」)と、そこここに既存作品へのオマージュが散見される。個性は見事にばらばらなのにいざという時には結束する姉妹と彼女達を暖かく見守る父の関係がいい。  子供の頃読むとミセス・ティフトンがいかにも悪役っぽく見えそうだが、もう少し年齢を重ねて読むと、彼女がどうして息子を祖父のように育てようとしたか、そのこだわりの理由や孤独感まで見えてくるのでは。  「10歳か11歳の頃には読みたい本を全部読みつくしていた」という、まるでジェーンのような作者ジーン・バーズオールが自ら書いたはじめての本。全米図書館賞児童文学部門受賞作。 夏の魔法 [ ジーン・バーズオール ] 無添加 レトルトカレー【選べる6食セット】【送料無料】にしきや 高級 カレー【 贅沢 高価 】 ギフトやイベントの景品としても大人気♪ 母の日 お中元 お歳暮 ラッピング 無料 珍しいカレー 人気 売れてる レトルト ケララフィッシュ

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