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2017/08/31(木)00:01

反語的な意味か それとも希望を託すのか~映画『希望の国』

日本映画(346)

みなさん、こんばんは。 終わってみれば早かった8月最後の日ですね。 この映画は何とも反語的、と取ればいいのか。いや、希望を持つべき、と取ればいいのか。受け取る側によって違うと思います。 希望の国 The Land of Hope 監督&脚本 園 子温  出演 村上淳 神楽坂恵 夏八木勲 大谷直子 でんでん 山中 崇  小野泰彦と妻は酪農を営みながら、息子洋一と妻いずみと一緒に慎ましくも満たされた暮らしをしていた。息子に恋人がいる隣家の鈴木家とは野菜をやり取りする仲だ。そんなある日、大地震が村を襲い、続いて原発の爆発が報じられる。泰彦の家は避難区域外に指定されたが、鈴木家は即刻退去を命じられる。泰彦も若夫婦に家を出るよう勧めるが、長く住んだ家を離れることができない。葛藤の日々を送る中、息子の妻いずみの妊娠が発覚。二人は子どもを守るためにあることを決意する。 ‘長島県’という架空の県に設定されているけれど、おそらく福島県を想定。「既に東日本大震災が起こった後に、この地震が起こった」という設定になっており、妙に覚悟の決まった泰彦に対してあたふたする洋一が世代対比されている。  妊娠が発覚して病院で「知らないうちにセシウムを摂取していた」と妊婦に打ち明けられた事から、いずみの度を越した潔癖ぶりが目立つようになる。窓はテープで隙間を埋め、外出の時も防護服を着込む。洋一もからかわれるが、一方でそういう人達が、退去して来る途中で長島県からだと聞けばガソリン給油を断ったり、町でからかわれる子供達を見かけたりするのだ。    途中までこれは「どんな事態においても希望を捨てない人々の物語だ」と思ってきたが、ラストの‘ある現象’でわからなくなってきた。どんなに希望を抱いて前向きに生きていても、見えない放射能には太刀打ちできない。いずれその事に気づいた皆は、それでも明るく笑っていられるのか。  園監督は「なぜ、今福島を映画化するのですか?」という問いを沢山聞かれ「無関心が一番いけない」と答えたとか。 【税込み】【3500円以上で送料無料】【レンタル落ち中古DVD】希望の国 /園子温 夏八木勲 大谷直子 村上淳【中古】 テックシアター ≪2017年出荷始まりました!≫ 天然活け〆鱧 (はも)【送料無料】一度も凍らせない完全冷蔵なので、美味しさが違います! 贈り物にも人気◇ はも骨切り(250g)2人用◇ (クール冷蔵便)

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