映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。本当に2月は短かったですね。今日から3月です。
続編も後悔されている映画ジョン・ウィックを見ました。

ジョン・ウィック
JOHN WICK

出演
キアヌ・リーヴス　ウィレム・デフォー　イアン・マクシェーン　ジョン・レグイザモ

　伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し…。

　冒頭は閑散とした夜の倉庫。腹から血を流したキアヌ扮するジョンが、妻との映像を再生しながら意識を失っていく。これは全てを果たした殺し屋に過る走馬灯のような思い出なのか？

　妻が突然市街で倒れる回想シーンで登場したので｢まさか妻を殺されたから暗黒の世界へ？｣と思っていたが、こちらは病死だった。きちんと病院のシーンもあったし、何せすごい仕事を終えてまで引退した伝説の殺し屋を引き戻すような案件はなさそうだ。

　で、このまま終わっていたら元殺し屋のほのぼのとした日々が始まるわけだが、ロシアンマフィアのバカ息子が、たまたま通りかかったジョンの車に目を付け、家に押し入って車を奪い妻の形見の子犬を殺してしまった。殺し屋の再起動が始まり、恐るべきリベンジが始まる。

　リベンジのきっかけは犬の死と車なんだけど、誰も｢そんな事で？｣と思わないのがジョン・ウィックと彼等の絆。｢ジョン・ウィックにそんな事をする奴の方が馬鹿だ｣という論理なんですな。

　ロシアン・マフィアの息子だけがターゲットだが、彼の隠れ家や行くところには勿論護衛がつく。ジョンはその護衛には罪はないから、という割り切りはしない。邪魔をする者は容赦なく撃つ。復讐の念に取りつかれた男が向かうのは、犯罪者達を支援する見た目豪華なホテル。数々の修羅場を見てきたはずなのに、掃除屋(死体ね)も支配人もオーナーもしれっとしたもの。ジョンの妻の葬式に現れたウィレム・デフォーはジョンの無二の親友エディを演じるが、彼がロシアン・マフィアからのジョン暗殺指令を引き受けつつ親友も助けるシーンは胸熱。第一作で退場するのが惜しい。

　で、続編も創られているのでジョンは死なない。今度は誰が彼をキレさせるんだろう。くわばらくわばら。




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