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2018/09/30(日)00:26

「自分の銃弾がいつか世界を変える」と信じていた兵士が伝説の戦士と出会い…映画「ハイエナロード」

カナダの映画&ドラマ(19)

みなさん、こんばんは。9月も終わりですね。 トランプ大統領との会談は悪いことは言ってませんでしたが、これから悪いことが出てくるのかも。不気味です。 さてこちらは戦う兵士たちの映画です。 ハイエナロード HYENA ROAD  イスラム系武装組織タリバン発祥の地と言われる、アフガニスタン・カンダハル。至る所に地雷が仕掛けられた危険地帯で"ハイエナ・ロード"と呼ばれる復興道路建設の任務に従事するカナダ軍の兵士たち。狙撃部隊の精鋭ライアンは、ある任務中に敵の総攻撃を受けるも、偶然逃げ込んだ村の長老により命を救われる。極秘任務を帯びた情報将校ピートは、ライアンを救った長老が地元の有力者たちにも絶大な影響力を持つであると確信し、任務のためにライアンを伴い彼との接触を試みる。「自分の銃弾がいつか世界を変える」と信じるライアンと、一見柔和ながら時に「任務のため」と冷徹さを見せるピート。果たしてピートの任務の真の目的とは?殺し合いが日常と化した過酷な環境の中、2人を待ち受けるものとは?  アメリカの世界貿易センター崩落によって、世界がタリバンとの戦いに突入し、報告によれば日本の自衛隊ははまだ戦闘地域で戦闘行為は行っていないらしい。まあそれも、昨今の日報問題を見ればどこまで本当のことかわからない。ただ、どこの国の軍隊がやってきたとしても、現地の人間にとっては敵(よそ者)がまた来たという意識しかない。先に見た映画『アメリカン・スナイパー』でも思ったことだが、兵士は自分たちは正義の戦士で世界平和を守るためにやってきたと信じているが、現地の人たちからすれば、テロリストとやっている事は同じだ。むしろいてくれない方がテロリスとを刺激しないでいい場合もある。  この映画でも、タリバンがある村を訪れ少女を攫っていくのに「武器所持が確認されないから」とカナダ兵士が黙認させられる場面がある。もちろんここで兵士が暴発すれば制御されない集団になってしまうわけだが、結果的に「見逃す」という軍の判断が、この後の抗争に跳ね返ってくる。ピートは自分たち軍隊が動くより、むしろかつて勇名を馳せたに軍事勢力BDKを潰させようと画策し、それに乗じて掃討作戦を展開しようとするが、の行動がピートの予想を遥かに超えるものであったために銃撃戦が始まり、多くの犠牲を出す。他国への軍隊派遣は本当に難しい。支援部隊ではなく軍隊となった途端に敵は一つではなくなる。衛隊をどうしても合法化させたい日本政府はその覚悟があるのか。 カナダ版アカデミー賞とされる2016年度のカナダ・スクリーン・アワードにおいて8部門にノミネートされ、そのうち視覚効果賞、録音賞、音響編集賞の3部門に輝いた。ピートを演じたポール・グロスが監督・脚本・出演をこなし、脚本の構想段階でアフガニスタンへと渡り、長期間カナダ軍の前線基地に滞在し、死の危険をはらんだ基地の外のパトロールにも参加。ライアンを演じたのはドナルド・サザーランドの息子ロッシフ・サザーランド。 ​ハイエナ・ロード [ ロッシフ・サザーランド ]​​楽天ブックス​

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