2019/11/06(水)23:15
原題はThe Harvest 何を収穫するかというと…映画『ユージュアル・ネイバー』
みなさん、こんばんは。年末調整の季節になりましたね。お金は大切です。でも踊らされてはいけませんよね。さて、今日は訳ありのお隣さんに関する映画を紹介します。
ユージュアル・ネイバー
THE HARVEST
出演
マイケル・シャノン サマンサ・モートン
監督
ジョン・マクノートン
父を亡くし、祖父母が暮らすニューヨークの郊外の家に引き取られたマリアン。新しい環境になじめず孤独な日々を過ごしていた彼女は、家の近所に立派な屋敷があるのを発見する。そこには外科医の母キャサリン、看護士の父リチャードと暮らす少年アンディがいた。彼は重い病気を患っていて学校にも行けず、母によって自宅治療を受けていた。マリアンとアンディは友だちになるが、彼ら一家には恐ろしい秘密が隠されていた…。
父を亡くし、祖父母が暮らすニューヨークの郊外の家に引き取られたマリアン。新しい環境になじめず孤独な日々を過ごしていた彼女は、家の近所に立派な屋敷があるのを発見する。そこには外科医の母キャサリン、看護士の父リチャードと暮らす少年アンディがいた。彼は重い病気を患っていて学校にも行けず、母によって自宅治療を受けていた。マリアンとアンディは友だちになるが、彼ら一家には恐ろしい秘密が隠されていた…。
えーと、これ、サブタイトルがついて紹介されている場合もありまして、『マッド・マザー 生贄の少年』となってます。これはさすがにネタバレしすぎ。DVDを売らんかなの販社がつけそうな。放送時の『ユージュアル・ネイバー』=普通の隣人くらいがちょうどよかったのに。
原題はThe Harvest=収穫。で、何を収穫するかというと…果物や穀物ではないんですね。
秘密があった家庭だからいいけど、もし本当に重病の少年がいて、近所のよく知らない女の子が息子と話してたら、そりゃあ溺愛気味の母親は怒るだろうな…と思わせておいて、実は溺愛ではなく執着だったという。医師として評判を経て一定の地位を築いているキャサリンが一見正しく見えて、社会的にも父を亡くして不安定なマリアンが全く信用されないという設定が救いのない状態でいいですね。
マイケル・シャノンとサマンサ・モートンのアカデミー賞ノミネートコンビが訳ありの両親を演じる。それこそフツーなら、マイケル・シャノンの方が怪しげなのに、一切揺るがず視線を逸らさず瞬きすらほとんどしないサマンサ・モートンの方が怖くなってきます。クライマックスはややあっさりしすぎ、という声も。近年少年少女の家庭内での虐待があるので、あまり他人事としては見られませんでした。もちろんこういう目的でというのはないでしょうけれど。
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