映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。PCR検査以外の検査も出てきましたね。どれがどれだか。

​映画海賊じいちゃんの贈りものを見ました。

海賊じいちゃんの贈りもの
WHAT WE DID ON OUR HOLIDAY

出演
ロザムンド・パイク　ロンドン映画批評家協会賞英国女優賞
ビリー・コノリー　デヴィッド・テナント

　父ダグと母アビー、そして、9歳の長女ロッティ、6歳の長男ミッキー、4歳の末っ子ジェス。5人家族のマクラウド一家は、ダグの父で子供たちの祖父であるゴーディの75歳の誕生日を祝うため、休日を利用してロンドンからスコットランドへ向かっていた。しかし、実のところダグとアビーは別居中で破局寸前。周囲にはそれを隠し、仲睦まじいふりをしていたが、子供たちにその芝居は通用しない。

　やがて、夫婦と個性的な3人の子供たちは、おじいちゃんとダグの兄夫婦が待つスコットランドの自宅に到着。ここで1週間の休日を過ごすことになるのだ。しかし、そこでも大人たちの言い争いは絶えない。ダグと兄ギャビンは兄弟仲が悪く、ギャビンの妻マーガレットは精神が不安定で言動が危なっかしくて、その息子ケネスは我関せずと耳障りなヴァイオリンを弾き続けている。せっかくのおじいちゃんの誕生会だというのに、お祝いムードも台無しの身勝手な大人たちばかりだ。そんな大人たちを尻目におじいちゃんと3人の子供たちは、4人で浜辺にドライブへ出かけることに。

　いやぁ、はっきり言ってじいちゃんとおこちゃまたちにやられました！大人はあれこれ隠して何でもないふりをしているけど、実は結構ぎりぎりだったり虚勢を張っていたりする。子供にはわかるまいとたかをくくっているけれど、ちゃんと子供達は彼等なりにわかってるし、大人たちは「子供達に振り回されっぱなし」と思っているけれど、大人の都合で急な引っ越しを命じられて迷惑するのは子供の方だ。祖父を思いがけない形で葬った事がばれて一家は注目の的になるが、家族全員の大げんかが始まってカオスをへて和解に向かうところは何だかアメリカ映画みたい。

パパ役のディヴイッド・テナントはBBCの長期テレビドラマシリーズ『ドクター・フー』の10代目ドクター役。フツーにしてても面白い得な役。じいちゃん役のビリー・コノリーはパーキンソン病と早期前立腺がんを患っていたが誰にも言わず撮影を続けた。辛かったろうに…。
「 本当の所、全ての人間はバカなんだ。だから誰も裁くことも戦うこともすべきじゃない。なぜなら最後には…最後には大事な事なんて何もないんだ。何もThe truth is, every human being on this planet is ridiculous in their own way. So we shouldn't judge, we shouldn't fight, because in the end... in the end, none of it matters. None of the stuff.」というゴーディの台詞がそのまんまビリー・コノリーが言ったみたいじゃないですかもう。


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