映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。横浜流星さんが新型コロナウィルスに感染したそうですね。
今日も雪山映画を紹介します。


エベレスト　3D
Everest

出演
ジェイソン・クラーク　ジョシュ・ブローリン　キーラ・ナイトレイ　サム・ワーシントン
ジェイク・ギレンホール　エミリー・ワトソン　ロビン・ライト

　世界にその名をとどろかせるエベレスト登頂を目指し世界各地から集まったベテラン登山家たちは、参加者の体調不良などトラブルが重なり下山が大幅に遅れる。さらに天候が急激に悪化し、命の危険性が劇的に高いデスゾーンで離れ離れになってしまう。ブリザードや酸欠などの極限状況に追い込まれた一行は……。

　世界最高峰のエベレストが一握りのプロフェッショナルの登山家のものだった時代は遙か昔。今ではーもちろん全くの素人は無理だろうが－ガイドに導かれ観光としてやってくる登山者グループが上れる山になった。プロのガイドがついたとしても、登山というチャレンジと観光としての登山は心の持ちようが違う。そこまでの心構えがないアマチュアを、一握りのプロフェッショナルが支え、引っ張っていかななければならない。そして金のやりとりを経て顧客となったアマチュアに、雇われた形のプロフェッショナルは否と言えない。かくて｢そこに山がある｣限り、本編のような事故は後を絶たない。これはエベレストに限らない。

　こうした遭難事故にはつきものだが｢ここで降りていれば助かったのに｣と思えるポイントが必ずいくつかある。曰く、ガイド自体の体調が悪かった。曰く、あるはずの装備がなかった。曰く、吊り橋で必要以上に時間を食った。当たり前のものが当たり前にあってすら、変わりやすい気候の山という未知数の要素が後ろに控えているというのに、これだけマイナス要素があれば、降りる選択もできたはずだ。最後に彼らを登る方に踏み切らせたのは何だったのか。責任感か。顧客サービスか。それとも自分への過信か。どんな金より体験より名誉より達成感より、尊い命はないものを。

　世界中の登山家を魅了するエベレストで1996年に起きた遭難事故を映画化。

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