2020/10/07(水)00:00
患者の命か 名誉か 「愛の不時着」とキャストが被る 韓国ドラマ「胸部外科」
みなさん、こんばんは。
トランプ大統領がコロナにかかったのにわずか4日で退院ですよ。ホワイトハウススタッフには感染者も出ているのになんてこと。
韓国ドラマ胸部外科を見ました。このドラマ「愛の不時着」とキャストが被ってます。
チャン・ソヨン 愛の不時着では耳野郎チョン・マンボクの妻
ユン・スヨン 愛の不時着ではジョンヒョクの婚約者
ナム・ギョンウプ 愛の不時着ではセリの父
チェ・テフン 愛の不時着ではセリの長兄
胸部外科
Heart Surgeons
出演
コ・ス アン・ネサン チャン・ソヨン チェ・テフン
2018SBS演技大賞 優秀演技賞 ソ・ジヘ
2018SBS演技大賞 プロデューサー賞 オム・ギジュン
演出:チョ・ヨングァン「被告人」「野王〜愛と欲望の果て〜」
脚本:チェ・スジン「被告人」「シティハンターinSeoul」
チェ・チャンファン
第1話 1つの心臓を巡って
テサン大学病院のユン病院長は、大勢の記者を前に誇らしげに話していた。この日行われるハン大統領候補の心臓移植手術を公表するためだ。執刀医であるチェ・ソッカン教授は、世界初の心臓移植を受けた大統領誕生を明言する。一方、ドナーの心臓を運ぶのはテサン病院フェローのパク・テス。心臓を積み込んだヘリの中で、テスは「一緒にやろう」というソッカンの言葉を思い返すが…。テスとソッカンの関係は、数年前のある出来事から始まった。
大統領候補の手術でもう一つ高みに登ろうとするテサン病院とソッカン。それを阻み心臓を誰かのもとに届けるテス。正義に生きすぎて自分の母の命を危険に晒す羽目になるテスと個人商店のように注文を取らなければ手術ができないソッカンの不遇な過去の時代へ。
第2話 医者になるために
母親の手術の数か月後、テスはテサン大学病院の採用試験を受ける。面接官のク・ヒドン胸部外科科長は、テスの学歴と経歴を頭ごなしに否定し、さらにはテスの告発によって起こった過去の出来事を持ち出して不採用にしようとする。絶望するテスだったが、ソッカンとの縁によりテサン病院に呼び寄せられる。胸部外科のフェローとして4年の月日が流れたある日、テスはク科長から手術ができない患者を、強制的に退院させるように指示され…。
結局テスの母親の手術を優先させて院長を怒らせてしまうソッカン。仁術としての医者と世渡り上手の間を悩みながら同類のテスを助けようとする彼の心の内はなるほど読み取りづらい。いやーそれにしても今回の接着剤を使って出続ける血管を止めるという手術は怖すぎる。スヨンとの出会い
第3話 無情のアナウンス
患者を運ぶ救急車の中で、テスとユン・スヨンはお互いにテサン病院の関係者だと知り、テスはスヨンが理事長の娘だと認識する。患者の心臓エコーを確認したソッカンたちは、破裂した心臓に見慣れない処置が施されていることを知る。異例の処置をしたのは誰かと問うソッカンにスヨンは、「今でも私を許せませんか」と問いかける。一方、テスは患者の緊急手術に入るが、手術中、母の心停止を知らせるコードブルーがアナウンスされる。
「ブラックペアン 」にも登場した体の中に入った異物問題。やめろと周囲が言っても絶対しゃべっちゃうだろうなのテスが喋ろうとした時に患者の家族として現れたのは自分を恨んでいた医師。スヨンの父の策略で異常なしの検査報告をもらい娘を死なせてしまったソッカン。
第4話 予期せぬ逆襲
ソッカンの娘チェ・ユビンの墓参りに来たスヨンを、ソッカンは冷遇する。スヨンはそんなソッカンに、テサン病院内に小児心臓センターを作る手助けをすると伝える。その後、病院に戻ったソッカンは苦しみ、ユビンの幻覚を見て涙する。そんな中、テスが異例の緊急処置を施した患者の意識が戻る。しかし、その患者の弟は、テスの告発で懲戒処分を受けたファン・ジンチョル。テスが行った異例の処置方法を知ったジンチョルは、復讐へと動き出す。
兄の命を助けてもらっても違法は違法とそっけないジンチョル。確かに何でもありになれば成功したからよかったが失敗したら大事に。分院の医師ソッカンの娘の命は結果的に理事長の娘スヨンよりも軽んじられてしまった。テスはこのまま退職を?
第5話 娘たちの命
ユビンが死亡した時、その病院に勤務していたハン・サンオクから、ユビンの死の真相を話すかわりに執刀しろと迫られたソッカン。末期がんを患っているハン教授は、メスを入れれば死亡する確率が高く、ソッカンは手術をせずに追い返そうとする。しかし、ソッカンは別の手術中にもハン教授の言葉が脳裏から離れず、集中することができない。あの日、ユビンはなぜ死亡したのか、その真相を知るために、ソッカンは無謀な手術を決行する。
「二つの命、ただ一つの心臓」という第1話のテーマが2人の娘に1人の胸部外科医しかいなかったあの夜の出来事と結びつく。医師としてできるリベンジを選んでしまうソッカン。理事長という有力な後ろ盾を亡くしたスヨンがこれから叔父の病院でどう生きていくのか。
第6話 娘だけを
ユン・ヒョニル病院長は兄であるユン・ヒョンモク理事長に、裏金を使って事業を起こした理由を告げる。ユン理事長は娘スヨンを助手席に乗せ、弟ヒョニルのもとを去るが、その道中で事故に遭う。テサン病院に運ばれたユン理事長とスヨンは重傷で、スヨンの胸には鉄筋が突き刺さっていた。ユン理事長は意識を失う寸前、ソッカンに「スヨンを助けてほしい」と懇願する。葛藤と怒りにまみれたソッカンは、スヨンの執刀を始めるが…。
自分は特別だと意識せず優先的に手術を受けたり屈託もなく専攻を決められるスヨンと彼女の行動で振り回されるソッカンとテス。「2つの心臓で1つしか助けられない」今度もスヨンが選ばれる。心臓を待っている間からこれまでに何があったのか。割と過去に遡る構成が多い。
第7話 心臓が辿り着く場所
ソッカンはテスの母の心臓移植手術のために、手術室で準備を始める。そんな中、意識が戻らないスヨンは出血し、危険な状態に陥る。知らせを受けたソッカンは、テスの母を待たせたままスヨンの緊急手術を行う。しかし、スヨンを救うには心臓移植しかない。行き場のない思いを抱くソッカンだったが、心臓を移送中のテスが事故に遭ったことを知る。思いがけない知らせに突き動かされたソッカンは、心臓をスヨンに移植しようと決断する。
あの病院で生き残るために最善の選択をしたソッカン。実際は滅菌が厳しい手術室に裸足の怪我した男がぺたぺたと入っていくことも患者本人に決断させることもないのでそこはドラマ。過去をフィードバックする映像が挿入されることで登場人物の意図が明らかになるミステリっぽい。
第8話 疑念の渦
晴れて理事長となったヒョニルはソッカンを呼び出し、ヒョンモクが死亡した日のことを持ち出して牽制する。また、ヒョニルはク胸部外科長たちを呼び、独特な昼食会を開く。そんな中、意識を取り戻したスヨンは、父ヒョンモクの死、テスの母のために運ばれた心臓が自分に移植されたこと、テスがテサン病院を去ったことを知り、深く傷つく。そして、ヒョニルが事故に関与した疑いを胸に秘めるスヨン。こうして、1年の時が経とうとしていた。
またも自分が救われたことに良心の呵責を感じ伯父に疑惑を抱きつつも准教授になったスヨン。病院を去ったテスとの再会がこれからのドラマを動かすのか。何を考えているのかわからせないソッカン。韓国ってありえないことをドラマにするんだねえと母。
第9話 手術をする理由
スヨンはテサン病院に受入要請のあった急患を受けたヘミン病院に向かう。そこで緊急手術を受けているのは、血液型が Rh マイナスで状態も良くない患者。そんな患者を手術できる医者はソッカン以外にもう一人…。スヨンの勘は的中する。手術後、捜していたテスに会えたスヨンは謝罪し、テサンへ戻らないのかと問う。一方、テサン病院では国内初の難関手術を控えていたが、執刀医のソッカンがライブ手術をするという情報がテスの耳にも入る。
ソッカンの手の震えは単なる武者震いかそれとも。テスと彼に複雑な思いを抱くスヨン、そして小児心臓センターという新たな目標に向けてテスとは違う医師に舵を切ったソッカンの再会。ましてやソッカンとは移植手術の裏事情を知ってからの。さあこれから二人はどうなる。
第10話 復職
1年ぶりに再会したテスとソッカン。テスはソッカンに、テサン病院に復職させてほしいと頼む。テスにはテサン病院に戻らなければならない理由があった。そんな中、テサン病院の心臓外科では、手遅れとも言える患者の手術を要請され、誰が執刀するのかが問題となる。断固拒否するク胸部外科科長をよそ目に、ソッカンは執刀医師としてテスの名を挙げる。歓迎する者、そうでない者たちがいる中、テスは再びテサン病院に足を踏み入れる。
テスに頼ってばかりいたドンジュンが生まれ変わった!失敗を恐れて危険な手術を避ける父よりも立派かも。目の前の患者を助けたいテスと医師が究極の選択を迫られない環境を作りたいソッカン。胸部外科のスタッフが暖かく迎えてくれるほのぼの回。
第11話 心が動く
ユン・ヒョニル理事長はソッカンを呼び出し、テサン病院が信頼を得るための方法を考えたと告げる。そして、ユン理事長はハン・ミンシク大統領候補の心エコーを差し出し、テサンでの心臓移植と大統領選挙の両立を叶えるために、ソッカンに執刀を要請する。一方、テス、スヨンたち心臓外科チームは、総力戦で手術に挑んでいた。手術中、心を奪われたようにテスを見つめるスヨン。同僚のク・ドンジュン医師は、そんなスヨンの視線に気づく。
第1話に繋がる大統領候補の心臓移植がソッカンに持ち掛けられる。自分の命を助けるためにソッカンの娘を父親が見捨てさせる工作をしたとまでは知らないスヨン。テスに送る熱視線に皆が気づくように。医師も常に強いわけではなく死の間際までいく患者を身近に見ている彼等の怖れ。
第12話 一日の価値
ヒョニルから「お前を守れるのは私だけだ」という意味深な警告を受けたスヨンは、ソッカンを訪ねる。ソッカンはスヨンの父親である前理事長は、娘に最善を尽くす人だったと告げる。その言葉の意味を考え出すスヨン。そんな中、スヨンは遺伝性疾患を持つ乳児の心臓手術を発表するが、ソッカンは無駄な延命治療だと反対し、2人は対立する。一方、テスは祈祷師の男性患者を執刀するが、開胸と同時に血液が吹き出し、手術室は騒然となる。
胸部外科の面々がインタビューされる設定で、それぞれの心情が吐露される。いい人だと思っていた大統領候補が真に意図したのは恐ろしいことだった。韓国では偉い人は皆韓屋に住んでいるのか。理事長が常にスヨンを探るような眼で見るのが恐ろしい。
第13話 違和感
ソッカンとテスは、悪性腫瘍患者であるハン・ミンシク候補・補佐官の手術を進める。スヨンはソッカンが無理に敢行したこの手術に、なぜテスは入ろうとしたのか、交わした言葉を思い出す。取り出した心臓を再び体内に戻し、心拍が戻れば手術としては成功。結果を見届けたヒョニルは、微笑みを浮かべる。その表情を見逃さなかったスヨンは、ソッカンに微笑みの意味を問う。そして、手術の動画を見直したテスとスヨンは、本当の狙いを確信し…。
大統領候補者の意図するところを正確に遂行したソッカン。実際には倫理委員会にかけられるためわざと死なせるなんてことはできない。ドラマ故の演出。後戻りできなくなるソッカンはテスに自分の実現できなかった未来を託す。次々手術室を去ってゆく頼もしき胸部外科。理事長の悪い顔。
第14話 去るべき2人
ソッカンが執刀するはずだったハン候補の手術を中止させ、緊急手術を執刀するテス。スタッフたちの協力もあり手術は順調に進んでいたが、ソッカンはテスに「これが君の最後の手術だ」と告げる。一方、怒りが収まらないヒョニルはスヨンを責め、ついにユン元理事長が隠していた過去の事実を明かす。そして、テサンを去ることになるソッカンとテスの2人に関わるなと告げるヒョニル。そんな中、ソッカンとテスは共にハン候補の手術を開始する。
科長が元ダメ息子に叱られて涙ぐんだりアン・ネサンは芸達者。もう死ぬんだから死亡宣告を城だのベッドを空けろだのやる事がどんどんえげつなくなっていく理事長。スヨンにも真実を話してもう怖いものなし?
第15話 理不尽の渦
経営を優先し儲けにならない患者を切り捨てようとするヒョニルに、医師たちは戸惑い、怒りを募らせる。同時にヒョニルのやり方を肯定するかのようなソッカンの態度に、不信感が高まっていた。そんな中、10 歳の女の子ユンソが、急性心筋炎で入院。この病はユビンを死に至らせた病だった。ヒョニルは心臓移植待機者となったユンソに目をつけ、ソッカンにユンソが第一候補となるのを阻止するよう命じる。その矢先、ユンソの容体が急変し…。
そもそも小児心臓センターを作ろうとしたのは娘のような病気の子供を助けるため。なのにセンター実現のために娘と同じ病気の少女を犠牲にしなければならない。ジレンマに悩むソッカン。正義を貫く正統派ヒーローのテスに対峙するソッカン。やはりドラマの主役は彼だったか。
最終話 結束
取り戻したはずの心臓は無く騙されたと知ったヒョニルは、病院に戻ったテスを殴りつける。一方、ソッカンはテスに心臓は病院内にあることを知っていると告げる。テスとスヨンたち胸部外科のメンバーは移植手術の1か月前に、ハン候補ではなく本来の第一候補であるユンソに心臓を移植する計画を練っていた。そして、その心臓はスヨンの執刀でユンソに移植されようとしていたが、心臓の在りかに気づいたヒョニルは手術室に乗り込もうとする。
全てを知りながらテスやスヨンの暴走を許し罪は自分と理事長で背負う決意をするソッカン。1年後病院長が元ク科長だったことまでは伝わらず。他人の心臓を分捕ろうとする男に大統領候補の資質はないだろう。
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