2021/04/22(木)00:11
当事者が映画で事件を再現 映画「15時17分、パリ行き」
みなさんこんばんは。小室さんが28枚にもわたる文書を公開したことでよけい炎上した気が。
映画15時17分、パリ行きを見ました。
15時17分、パリ行き
THE 15:17 TO PARIS
監督
クリント・イーストウッド
出演
アンソニー・サドラー アレク・スカラトス スペンサー・ストーン
2015年8月21日、554人の客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスに、武装したイスラム過激派の男が乗り込み無差別テロを企てる。乗客たちが恐怖に凍り付く中、旅行中で偶然乗り合わせていたアメリカ空軍兵スペンサー・ストーンとオレゴン州兵アレク・スカラトス、二人の友人の大学生アンソニー・サドラーが犯人に立ち向かう。
クリント・イーストウッド監督が、2015年8月に高速鉄道で起きた無差別テロ事件を映画化。事件の当事者であるアンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーンを主演俳優に起用し、当時列車に居合わせた乗客も出演。撮影も実際に事件が起きた場所で行われた。
89歳のクリント・イーストウッド監督は「いつどこで自分が俳優であることや監督であることをやめるのだろう?」と世界中の映画人から思われている人物の一人だ。様々なジャンルにチャレンジしてきた監督が今回挑んだのは当事者たちをできるだけ集めた再現ビデオ。気の弱い人や事件がトラウマになっている人はあらかじめ呼ばなかったろうが、それにしてもできるだけ当時に即した条件を備えたのはなぜか。
思い当たるのは、テロを阻止したのが生まれながらのヒーローではなく、たまたま仲良し3人組で初の海外旅行に出かけて遭遇したフツーの若者達だったことだ。誰でも勇気を持てばテロを阻止できる?いやいやそれは直截的過ぎるし危険だ。彼等のうち2人が訓練を受けた軍人だったことは大きいわけで、誰でも勇気を持てれば阻止できるわけではない。実際乗客の何人かは撃たれている。
ただ前世紀に比べてテロが我々の身近になったのは事実だ。特に意見を標榜していなくても無差別に、「犠牲者は多ければ多いほどいい」という考えのもと誰でも遭遇する可能性は高い。その時自分はとっさにどんな行動が出来るのかを考えるリトマス試験紙的な意味合いはあると思う。
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