2021/08/24(火)03:21
コリン・ファレル ヴァンパイアになる 映画「フライトナイト/恐怖の夜」
みなさん、こんばんは。パラリンピックの子供観戦が問題になっていますね。やめたほうがいいと思うなあ。今日から3日間コリン・ファレル出演映画を紹介します。
フライトナイト/恐怖の夜
FRIGHT NIGHT
出演
コリン・ファレル トニ・コレット アントン・イェルチン
高校生のチャーリーは、母親とラスベガス郊外の街で平和に暮らしていた。ところがある日、彼らの家の隣にジェリーが引っ越してきてから、失踪者の数が増え始める。チャーリーの友人エドは、ジェリーがヴァンパイアだと主張し……。
オリジナルでは、主人公のガールフレンドは隣に住む性的経験豊富な吸血鬼に無意識のうちに心惹かれるばかりか関係を持ち、主人公の母親は彼とは別世界に住み、主人公が愛するホラー番組のホストは実は臆病者で、クラスメイトの孤独なオタク少年は切ない決意をする。主人公は最後に、隣家の怪事件よりもガールフレンドとのセックスを優先する大人に成長する。
リメイクでは、ガールフレンドも母も隣人に惹かれることなく、最初から主人公の味方。落ちぶれたホラー番組のホストは、ラスベガスの人気イリュージョニストに現代化され、吸血鬼退治には個人的な動機で参加する。つまり、吸血鬼VS主人公を含む正義の味方対決という、いかにもアメリカらしいわかりやすい構図になっている。
相手に招かれないと家に入れないというのは映画「モールス」でも描かれたヴァンパイアの特徴。何とかしてチャーリーの家に入ろうとするジェリーと、何も知らずに入ってもらおうとする母、正体を知っていて必死で止めようとするチャーリーという場面が登場する。
『フォーン・ブース』のコリン・ファレルがヴァンパイアを演じ、トム・ホランド監督の『フライトナイト』をリメイク。ファレルがキャスティングされたのは男臭い魅力を持っていて女性がほいほいついてきそうだからだろう。本来キャスティングされてたのはヒース・レッジャーでぐっと繊細なイメージが。イギリスのヴァンパイアはもっと紳士っぽいのにこちらはワイルド。クリス・サランドンは三つの「フライト・ナイト」に出演していたが今回はジェリーに轢かれる男としてカメオ出演。ラスベガスの人気イリュージョニスト、ピーター・ヴィントのネーミングはピーター・カッシングとヴィンセント・プライスという往年のヴァンパイア俳優へのオマージュ。
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